Windows11に標準搭載されたRPAツールはこう使う | NEXT DX LEADER

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Windows11に標準搭載されたRPAツールはこう使う

【Power Automate Desktop】概要・基本的な使い方 より

この動画で学べること

  • Windows 11に標準搭載された「Power Automate Desktop」の概要と使い方が分かる。

こんな人におすすめ!

  • RPAツールを使ってルーティン業務を自動化することに興味のある人。

手作業で行っていたルーティン業務をロボットで自動化

DXを学びたい男性
この動画ではどんなことが学べるの?
DXに詳しいロボット
マイクロソフトが開催したWindows 11の「Tips & Technique」のウェビナーから、無料のRPAツールである「Power Automate Desktop」の概要と具体的な使い方について説明した部分を編集したものだよ。

RPAというのは「Robotic Process Automation」の略で、これまで人間が手作業で行っていたルーティン業務を、ロボットで自動化できるツールのことだ。
DXを学びたい男性
あれ、これって少し前に公開されたものだよね。
DXに詳しいロボット
2021年3月にWindows 10ユーザーが追加費用なしで使えるようになったけど、2021年10月に公開されたWindows 11では標準搭載になったんだ。

業務プロセスの自動化は、もともと「Microsoft Flow」というツールでカバーしていたんだけど、これを「Power Automate」に名称変更した。

そしてRPAをはじめ「AI」「DPA(Digital Process Automation)」「BPM(Business Process Management)」「PM(Process Mining)」といった5つの機能を備え、誰もが自動化プロセスを構築できるプラットフォームとなった。

Power Automateでは、最新のアプリケーションやクラウドベースのサービスと連携できるようAPIが公開されているけど、APIを備えていないシステムの場合にはPower Automate Desktopが役立つのだそうだ。

使わないことで他人や他社に後れを取ることに

DXを学びたい男性
でも、「誰もが」というけど、ネットにはRPAについて「意味ない」「役に立たない」「終焉」なんて声がたくさん見られるよ。
DXに詳しいロボット
それは用途によるんだろうね。必要がないのに無理に使おうとしても役に立たないのは当然だし、RPAを使って急激な人減らしを試みて働いている人たちの反発を買ってしまえば悪評をばら撒かれても仕方ない。

動画では「自分の受信トレイに届く、件名に“請求書”というキーワードを含んだ未読メールの添付ファイルを、デスクトップ上の請求書フォルダーに自動保存する」という作業を自動で行うための設定を実演している。

なお、Power Automate Desktopでのフロー作成方法には、用意されたアクションを組み合わせて作成する方法と、レコーダーを用いてデスクトップ上の作業を記録させて作成する方法の2つがある。動画では1つめを中心に説明している。
DXを学びたい男性
そのくらいは手作業でできそうだけど。
DXに詳しいロボット
そこをどう考えるかだよね。RPAを歓迎する人には、日常のちょっとした作業でももれなくミスなく正確に繰り返すのが面倒なので、こういったツールを使って簡単に済ませて、もっと創造的な仕事に時間や労力を割こう、という考えがあるんじゃないかな。

従来はプログラミングを必要とするツールしかなかったので、単価の安い人が手作業でやった方がコスパがよかったのかもしれない。

でも、誰もがローコードで簡単に自動化できるようになれば、それを使わないことで他人や他社に後れを取ることになる。

あと、設定するときには、おのずと「ルール」を決める必要があるけど、そのときに属人的なやり方から組織的なやり方に統一する、といった効果があるかもしれないよ。

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YouTube:【Power Automate Desktop】概要・基本的な使い方

考察記事執筆:NDX編集部

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