この動画で学べること
- 「地方自治体におけるDX」を構想するときのヒントが得られる。
- 地方自治体の業務における「データサイエンス」の重要性が分かる。
こんな人におすすめ!
- 「地方自治体におけるDX」をどのように構想すればよいのか悩んでいる人。
- 「行政手続きのデジタル化」だけで地方自治体のDXは終わらないと考えている人。
住民との関係はどう変わっていくのか
この動画ではどんなことが学べるの?
かつてアクセンチュアで、中央省庁や地方自治体向けのITコンサルティングプロジェクトに従事し、その後、株式会社チェンジを創業して、マザーズを経て東証一部(現プライム)市場に上場させた福留大士さんのお話だよ。
テーマは「自治体のDX推進に必要な考え方とスキルとは?」というものだけど、視野を広げるにはとてもいい話が多かったので、ぜひ動画を見てもらいたい。
テーマは「自治体のDX推進に必要な考え方とスキルとは?」というものだけど、視野を広げるにはとてもいい話が多かったので、ぜひ動画を見てもらいたい。
例えばどんな話をしていたの?
一番印象に残ったのは、「ただ業務をデジタルに置き換えるだけではなく、トランスフォーメーションまで実現するために大事なことは何でしょうか?」という視聴者からの質問への答えだ。
福留さんは「10年後、20年後の地方自治体の役割ってなんだろう?」と考えることが大事だと言っている。要するに「自治体は住民に対してどういう価値を提供するのか?」「これまでの住民との関係がどう変わっていくのか?」といった、デジタルシフトの先にあるトランスフォーメーションがどういうものかを、イメージすることが一番大事だという。
福留さんは「10年後、20年後の地方自治体の役割ってなんだろう?」と考えることが大事だと言っている。要するに「自治体は住民に対してどういう価値を提供するのか?」「これまでの住民との関係がどう変わっていくのか?」といった、デジタルシフトの先にあるトランスフォーメーションがどういうものかを、イメージすることが一番大事だという。
求められる「データサイエンス」(データを正確に読み解く力)
地方自治体の役割って住民サービスという言葉が浮かぶけど、具体的に思いつく接点は行政手続きくらいかな。
行政手続きをすべてオンライン化する、という意味でのDXはあるだろうね。でも、そういった「事務」は、実は将来的に自動化できちゃう仕事であって、これからの付加価値の源泉とは言えないのかもしれない。
そうでなく、“そもそもの地方自治体の役割”をあらためて問い直し、例えば「街の不動産の価値を高める主役」という役割認識を持つと、いかに街の事業を作るか、産業を作るのか、が重要な仕事になり、そこにデジタル技術を使うと本来のDXになる。
そうでなく、“そもそもの地方自治体の役割”をあらためて問い直し、例えば「街の不動産の価値を高める主役」という役割認識を持つと、いかに街の事業を作るか、産業を作るのか、が重要な仕事になり、そこにデジタル技術を使うと本来のDXになる。
あと、旧態依然とした自治体内部の業務にも、デジタルの活用は必要なんじゃないかな。
その点について、福留さんは「これからの自治体職員に必要なITスキルは?」という問いに「データサイエンス(データを正確に読み解く力)」と言っている。
自治体が持っているデータは多岐にわたっており、これをオープンデータ化するとともに、きちんと分析し、政策の立案から実行までデータに基づいた事業をいかにやれるか、ということが大事になるという。それを行うには、従来の縦割り組織に横串を刺すような「データサイエンス専門部署」があってもいい、というような話もでていた。
日本全体で人口が減少し、高齢化が進む中で地方の衰退ばかりが言われるけど、そういう課題を解決するための「事務の自動化」や「データサイエンスに基づく政策立案と実行」という視点で自治体のDXを考えると、できることはまだまだありそうだ。
自治体が持っているデータは多岐にわたっており、これをオープンデータ化するとともに、きちんと分析し、政策の立案から実行までデータに基づいた事業をいかにやれるか、ということが大事になるという。それを行うには、従来の縦割り組織に横串を刺すような「データサイエンス専門部署」があってもいい、というような話もでていた。
日本全体で人口が減少し、高齢化が進む中で地方の衰退ばかりが言われるけど、そういう課題を解決するための「事務の自動化」や「データサイエンスに基づく政策立案と実行」という視点で自治体のDXを考えると、できることはまだまだありそうだ。
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