この動画で学べること
- 企業の競争力を劇的に向上させる本格的なDXの視点が得られる。
- 「物流業界」や「企業内の物流部門」の課題と解決策が分かる。
- コンサルティング会社が手掛ける企業横断的なDXの一例が分かる。
こんな人におすすめ!
- DXで企業の競争力をどう向上させようか考えている人。
- 「物流業界」や「企業内の物流部門」で働いている人。
- コンサルティング会社にDXの相談をしようとしている人。
外資系総合コンサルティングファームのアクセンチュア・ジャパンが「物流DX革命」という短い動画を公開しています。シンプルですが、物流業界のみならず、他の分野にも通じるDXの本質を分かりやすく説明しています。
アクセンチュアMDによる著書がベースに

この動画ではどんなことが学べるの?

総合コンサルティングファームのアクセンチュアが、物流業界のDXについてどのようなアプローチをしようとしているかが紹介されているよ。『物流DX革命』(日経BP刊)という本の著者である北川寛樹氏(アクセンチュアのマネージング・ディレクター)のコメントが出てくるので、本のPRも兼ねているのかもしれない。

じゃあ、ただのPR動画なの?

そこは見る人の姿勢によって、見え方が変わってくるよ。動画では、物流業界の課題をDXでどう解決していくかが紹介されているけれど、例えば、DXをテコに企業の競争力を格段に上げていくためにはどういうアプローチが必要なのか、物流業界以外で考える際のヒントにもなると思う。

特にどのあたりがおすすめ?

4分弱の動画だからここだけ、というのは難しいけれど、企業のDX担当が現状の課題と解決策とセットでDXの取組企画をプレゼンするときに、どういう構成にしたらいいかの参考になりそう。さすがコンサルティングファーム、分かりやすい。
DXとはデジタル技術を組み合わせた業務革新

動画では、具体的にどういう提案をしているの?

企業の物流に関わるノンコア業務を標準化し、物流・人材・在庫情報をデジタル化し、自動化・最適化することが必要と言っているね。そして、それを企業横断的に解決するための「物流のプラットフォーム化」を提唱している。

DXというと、デジタル化の側面がどうしても強調されるけど、結局は業務プロセスを変えることが大事。業務革新全体がDXになり、それを効率的に可能にするのがデジタル技術であるということだよね。

そういうことだと思う。人手不足とか、ノンコア業務の効率化とコア業務への集中投資とかいう課題は、どの分野のDXでも共通すること。「企業の競争力を向上させるためには」という上位目的から問題や課題を整理し、BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)とデジタル化を組み合わせてDXにつなげるアプローチは必要だ。

そういえば、北川氏はどんなコメントをしているの?

動画の途中で「様々なお客様の課題と自分自身の老後を考えたときに、物流が生活のネックになってしまってはどうにもならないと考えました」と言ってるんだけど、コンサルタントが“自分自身の老後”というプライベートな領域から問題意識を立ち上げているところが興味深かったな。
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