日本企業の「DX」は予想通り骨抜きになりつつある | NEXT DX LEADER

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この動画で学べること

  • 書籍『いまこそ知りたいDX戦略』のエッセンスを知ることができる。

こんな人におすすめ!

  • 競合他社がDXで差別化の成果を上げ始めていて、不安を感じている経営者。
  • DXの必要性は感じているが、本質的な取り組みが進まずに焦っている管理職。

結局は「基幹システムの刷新」に終始しそう

DXを学びたい男性
この動画では何が学べるの?
DXに詳しいロボット
石角友愛(いしずみ・ともえ)さんの『いまこそ知りたいDX戦略』(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)という本のエッセンスを紹介しているよ。

石角さんは、Google本社で多数のAI関連のプロジェクトをリードした経験を持つという人で、この本の紹介動画をいろんな人がYouTubeにアップしている。
DXを学びたい男性
一時話題になった本だね。2年近く前に出た本なのに、なぜいまごろ?
DXに詳しいロボット
日本企業においては「DX」が骨抜きになって、本格的な取り組みにつながっていない、と指摘する声がすごく高まってきたからだ。

石角さんの本のサブタイトルは「自社のコアを再定義し、デジタル化する」だけど、DXをこのあたりまで突っ込んで考えながらやっている会社は少ない。

本の帯に「なぜ、あなたの会社のDXはうまくいかないのか?」と書かれているけど、ここで予想されていたことが多くの会社で起こっているのではないか。
DXを学びたい男性
いまDXにはどういう問題が起きてるの?
DXに詳しいロボット
一番大きなもののひとつは、DXの取り組みが結局は「基幹システムの刷新」に終始してしまうのではないか、という懸念だ。

これは経産省が2018年9月に出した「DXレポート」で、基幹システムの刷新を終えなければ年間で約12兆円の経済損失額に達する、と指摘したことが大きい。

もちろん、基幹システムがレガシー化していれば、データに基づく経営やマーケティングの高度化のような取り組みは望めないのは事実だ。

ライバル企業の成果を見ないと始められない?

DXを学びたい男性
その点では、危機感を高めることは間違ってはいなかった。
DXに詳しいロボット
だけど、それから4年半も経とうというのに、仕事を増やしたくない大企業では、この「本質的とはいえないDX」にばかり没頭している、という状況が指摘されている。

まるで「DXとは基幹システム刷新のこと」と言わんばかりに膨大な予算と労力をかけ、それも、経営トップが先導して自社内で構想を立てるのではなく、社外のITコンサルやSIerに丸投げして人月仕事をさせる、というやり方が変えられない。
DXを学びたい男性
もういちど基本に立ち返り、本来やらなければならなかったことを考え直すべき、というわけか。
DXに詳しいロボット
この本では「デジタライゼーション(デジタル化)」「DX」を分けて説明しているのに、DXの事例紹介が少ない、という感想も聞かれたけど、デジタル化に着手している会社はまだマシだと思うんだよね。

多くの会社では「デジタイゼーション(アナログ業務のデジタル化)」止まりで、デジタルツールを導入したり、既存業務にはほとんど手をつけずにツールを入れ替えたりしている。
DXを学びたい男性
だから2年前の本でも何でもいいから、きちんとした解説を参考にして、本来的なDXに取り組むべきだ、ということだね。
DXに詳しいロボット
「自社のコアを再定義し、デジタル化する」というコンセプトや、局所的なデジタル化ではなく全社的な組織や企業文化、人材の採用・育成・評価まで変えていく、といった取り組みを諦めずにやっていくべきだ。

とはいえ、すでに本質的な取り組みを始めている企業も一部出始めていて、同じ業界でも差がついてきそうな事例も出ている。そういう目に見える事例が出てこないと、日本企業のDXの取り組みは本格化しないのかもしれない。ライバルの成果が上がり始めてからでは遅いと思うけど。

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YouTube:DX の理論と実践から本質が学べる本 - いまこそ知りたい DX 戦略 (石角友愛)

考察記事執筆:NDX編集部

DX の理論と実践から本質が学べる本 - いまこそ知りたい DX 戦略 (石角友愛)の再生回数推移

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