この動画で学べること
- IoTとは何か、製造業においてどう活用できるのかが分かる。
- IoTをどのように活用すると生産性が上がるのか、概要が分かる。
- 大手企業におけるIoT導入の課題と、最新ツールの機能が分かる。
こんな人におすすめ!
- IoTとは何か、なぜ大事なのか、がよく分かっていない人。
- IoTの必要性を社長に訴えているのに理解してもらえず困っている現場の人。
- 会社の生産性をどう上げていこうか頭を悩ませている製造業の経営者。
センサーで取得したデータを情報に加工して意思決定に活かす
この動画ではどんなことが学べるの?
IoT活用に対応できるBI製品「モーションボード」(ウイングアーク1st社製)の紹介をしているんだけど、その前段として「製造業におけるIoTの基礎」の解説をしていて、とても分かりやすかったので紹介するよ。
投稿者のものづくり太郎さんは、IoTツールはもはや製造業に必須であり、IoTに取り組まないと製造業の「貧富の差」が広がるので、IoTを導入しない製造業の会社はオワコン(未来がない)とまで言い切っている。
投稿者のものづくり太郎さんは、IoTツールはもはや製造業に必須であり、IoTに取り組まないと製造業の「貧富の差」が広がるので、IoTを導入しない製造業の会社はオワコン(未来がない)とまで言い切っている。
ところで「IoT」って何のことなの?
IoTは「Internet of Things」の略で、モノのインターネットと言われるんだけど、製造業においては、例えば装置にセンサーを取り付けて、どのくらいの時間でどれだけ生産したかなどの稼働状況を収集し、データ化、情報化することを指す。
センサーで取得したデータを情報に加工して意思決定に活かし、収益性の向上を図るということか。
そうそう。製造業で利益を確保するためには、人(作業員)・モノ(設備や機械)・時間(作業時間)といった経営資源の投資を抑制するか、逆に大胆な投資を行うことで人や設備・機械の稼働率を上げることにより、原価率を下げて粗利率を大きく必要がある。
生産効率を上げることができれば、多くの原材料を仕入れることができるので、さらに原価率を抑制できるし、その利益によって投資を実行して果実を得るという、好循環を回すことで、製造業は成り立っているわけだ。
生産効率を上げることができれば、多くの原材料を仕入れることができるので、さらに原価率を抑制できるし、その利益によって投資を実行して果実を得るという、好循環を回すことで、製造業は成り立っているわけだ。
プロセスごとのデータからボトルネックを発見
そういうツールがなかったころは、長時間手作業でカウントするか、勘や経験に頼らざるをえず、誤った意思決定もしがちだったということだね。
動画で紹介されていた例が分かりやすかったよ。Aライン(3%)、Bライン(12%)、Cライン(8%)という3つのラインがあって、次にどこに投資をするか考えるとき、これだけの情報だと、現状で利益率の高いBラインの更新をしがちだという。利益率の高いライン長の発言力に流されがちという問題もある。
でも、IoTにより各ラインの工程、プロセスのデータを取ると、例えばAラインのあるプロセスがボトルネックになっていることが数字で分かるので、段取りを変える小さな改善だけで利益率が7%に向上し、大きな利益を得ることができる。
でも、IoTにより各ラインの工程、プロセスのデータを取ると、例えばAラインのあるプロセスがボトルネックになっていることが数字で分かるので、段取りを変える小さな改善だけで利益率が7%に向上し、大きな利益を得ることができる。
IoTによって、どこに利益が眠っているかが分かり、適切な投資判断が可能になるということだね。ところで「モーションボード」は、どういうときに使うの?
IoTは便利と分かっていても、大手企業は工程が非常に多く、接続先も多くなってシステム構築が複雑になってくる。自社でシステム構築をするとプログラム人材が必要になり、コストが増えてしまうし、現場の要望が反映されないものができたりする。
そこで、プログラミングのスキルを必要とせずに、現場の人たちが各種の機械からデータを簡単に取得でき、分かりやすく加工できるクラウドサービスがあるといいな、という発想でできたのが「モーションボード」だ。
すでに2,000社以上の導入実績があるようだけど、どのツールが合うのかは会社によって違うので、まずはIoTに関する知識をもって、自社のしくみをしっかり分析することから始める必要があるだろうね。
そこで、プログラミングのスキルを必要とせずに、現場の人たちが各種の機械からデータを簡単に取得でき、分かりやすく加工できるクラウドサービスがあるといいな、という発想でできたのが「モーションボード」だ。
すでに2,000社以上の導入実績があるようだけど、どのツールが合うのかは会社によって違うので、まずはIoTに関する知識をもって、自社のしくみをしっかり分析することから始める必要があるだろうね。
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