コロナでパチンコ断ちに成功した男性 「今まで400万円は使った」
キャリコネニュースで「パチンコなどギャンブルがやめられない人」の体験談を募集したところ、コロナ禍がきっかけでパチンコを辞められたという経験談が寄せられた。(文:林加奈)
※キャリコネニュースでは「パチンコなどギャンブルがやめられない人」の体験談を募集しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/VVMEY3CH
「13年間で400万円超、詳細な額は把握していない」
「50を迎える歳になる」と語りだした男性(正社員/年収600万円)は、約13年にわたってパチンコに通い続けた。
「負け続けても1回のあたりですべてがチャラになる。ある意味ドラッグと言っても過言ではないと思っている。13年間で400万円超、詳細な額は把握していない。今振り返ると、馬鹿の一言。愚かな人間だったと痛感」
そんな男性がパチンコを辞めるきっかけになった要因が2つある。ひとつは、年々規制が強化され、男性が言う「すべてがチャラになる」ほどの当り台は、偶然にもコロナ禍の中で姿を消していった。男性は「勝てるとは到底思えないからね」とコメントしている。
もう一つは、コロナの感染拡大で店から足が遠のいたことのようだ。「コロナがなかったらと思うとゾッとする。ある意味私にとってコロナは救世主だったのかもしれない」とまで言い切る。男性は、現在の心境を次のように明かしていた。
「パチンコに関する後悔は計り知れないが、今パチンコやパチスロをやっている周囲を見て『パチンコパチスロ店の発展、店員の養育によく寄与できる、没我精神旺盛な気の毒な方々』とすら思えるようになった。今は妻に内緒のへそくりもでき、前述したようにコロナにはある意味感謝している」
「正月三賀日で15万円負けて、それ以来行ってない」
フリーランスの60代男性(その他/年収400万円)は、「パチンコ、パチスロに18歳の時から50年以上通って」いたという。
「今年の正月三賀日でパチスロジャグラーで15万負けてそれ以来行ってない。累計新築一戸建て買えるくらいの出費、時間の浪費、反省しきりです。(中略)これでコロナ禍がありちょうどやめられていいチャンスと心に決めました」
と反省と決意のほどを綴る。
正月三賀日にまでパチンコに行くほど依存していた男性が、すでに10か月以上パチンコに行っていないことになる。人生、何が良いきっかけになるか分からないものだ。