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介護業界のブラック事情「深夜1時まで働いても残業代なし」「老人虐待スレスレの行為が横行」

介護施設で働く50代男性は、営業部のトップが経営会議で発した言葉を聞き、嫌気が差した。

「利用者さんの入れ替えがないと利益が出ないんです。なのでトップはいつも、『月末までに2~3人亡くならないかな』と不謹慎なことばかりを言っていました。ブラックどころか、死神のような業界です」

利益を重視し、モラルのかけらもないトップの考えに、男性はついていけなくなる。

「介護は、人様の親御様を預かるという大変福祉的な仕事と思われるかもしれませんが、実際にはそんなことはありません。自分は将来、絶対に介護施設のお世話になりたくありません」

かつて介護職として働いていた20代男性は、半年の試用期間の後に正社員となったが、「仕事のスピードが遅い」と上司から文句を言われ始める。

「週に一度、主任と課長に呼び出されて、『いつになったら辞めるのか』と脅され続けました」

人間関係はギクシャクしており、後輩職員を呼び捨てにする態度の悪い先輩がいた。だがこの先輩は上司が近寄ると「呼び捨てにしていません」と嘘の報告をする。男性が上司に抗議すると、その先輩職員のことを気に入っている課長や主任から壮絶ないじめが始まった。男性はやがて、適応障害になって退職した。

「職員も利用者も大事にしない。真っ黒のブラック企業です」

過去に非常勤で介護職をしていた20代女性は、精神疾患を持っていることを上司に伝えたところ、正社員としての採用を一方的に取り消されてしまった。

「『障害者でもないし、利用者ではないから配慮できない』と言われ、症状が出ている状態で支援にあたってました。通院日だけは融通がききましたが、具合が悪い時に休んだり休憩をもらえたり、仕事量をセーブしたりなどの配慮は全くありませんでした」

職場は女性の病気に配慮せず、仕事でこきを使い続けた。月の残業時間は2時間ほどと聞いていたが、入職すると毎日2~3時間の残業を強いられた。残業代は出ない。さらに職場では、「事故発生時の書類の捏造や、障害虐待・老人虐待スレスレの行為が横行していた」という。

「職員も利用者も大事にしない。真っ黒のブラック企業です」

キャリコネニュースでは「会社を辞めようと思ったエピソード」のほか、「働き方改革の弊害」や「ありえない新人エピソード」も募集しています。

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