先日、5ちゃんねるに「38歳だけどパチンコで７マン負けて一文無しなんだが」というスレッドが立っていた。スレ主は次のように書いている。

「コーヒーすら買えなくなった
貯金、資産ゼロ
給料日15日
冷蔵庫の中身はツナ缶一個のみ
ガチでピンチ
近場の単発バイトは全てドタキャンしたためブラックリスト入り
足なし、チャリンコパンク中」

かなりやばい状況だ。単発バイトをドタキャンしたということだが、大方、直前でめんどくさくなってパチンコホールにでも行ってしまったとか、そういう感じの積み重ねでただ生きてきたんだろう。依存症で定職についてない人間って、たまにそういうことをやるので（僕も年に数回やってしまう）。

自分で自分を貧乏にしてしまう。これは多くのパチンコ・パチスロ依存症に見られる典型的な習性だ。こういう人に「ちゃんと立ち回りましょうよ」と言っても、「みみっちい立ち回りは性に合わない」とか返されるんだよね。

これは僕の考えなんだけど、仕事をほったらかしにしてギャンブルする以上は、ちゃんと遊ばないとダメ！　サボるなら真面目に打て、というのが僕の持論！

無闇にしょうもない釘の台を打ったり、奇跡が起きるのを願って貸し玉ボタンを押すんじゃダメなのだ。そういう立ち回りでも、たまには数万円ぐらい勝てるかもしれない。だけど、そんな立ち回りしかできなくなったら、もうどうしようもなくなってしまうんじゃないだろうか。

でも、このスレ主はバカなので「生きてること自体がギャンブルだから。俺にとってギャンブルは遊びじゃないからな。毎月の生活が掛かってるんだよ」とおかしなことを言う。挙句には「ギャンブルで毎月4、5万円勝たないと生活していけない」とまでのたまう。

毎月4万とか5万勝てば生活に苦労しない、という主張をする奴が1回のギャンブルで7万円も負けてるのもお笑いである。その7万を大事に使えばギャンブルなんかしなくてもやっていけるし、自転車だって2万ぐらいでいいの買える。自転車があれば働き先の選択肢だって増えるのに、一切そういったことに目を向けずに「俺にとってギャンブルは遊びじゃない」とか言っちゃうんだから恐ろしい。

普通は財布に2～3万円は残しておくものだが……

それにしても、こうしたダメな38歳でも一応は働き先が確保できて、13万程度とはいえ生活費を確保できるんだから、なんだかんだ日本はまだ優しいよね。

自分で仕事をドタキャンして、なおかつパチンコで負けたとて即死を免れる程度の自由が担保されてるなんて、日本もまだ恵まれてる国だとつくづく思う。僕も将来性のない仕事をしているけど、とりあえず先々のことを考えずに生きる分には十分可能だもんなぁ。そんなことでは老後どうしようもなくなるんだろうけど……。

ちなみにスレ主はどうやらストックの食品がツナ缶とかその程度しかないみたいで困ってる様子だけど、7万もギャンブルで使っておいて食費も残しておかないってかなりヤバいよね。僕が仮に同じ立場なら、せめて2万か3万は財布に残してホールから一目散に逃げるけどなぁ。

もう本人に何を言っても無駄な段階なんだと思うけど、ほんと来月15日までどう過ごすんだろう。カードローンとかで凌ぐのかな。でも就労実績がどの程度あるかも不透明だから、審査もすぐには通らないかもしれない。っていうかカードローンを利用するとかその辺の知識もあるかどうか……。

後は各地のフードバンクとか、行政に頭を下げて食料の支援を要求するとかも可能だけど、これも知らない可能性もあるしなぁ。

自転車がパンクしても放置してるようなぞんざいなギャンブル依存症の人なので、生きる上で役に立つ情報など何も知らない可能性もある。とにかく、ギャンブルは最初からやらないに限る、なのである。