父親は慌てて上り電車に乗り換えて引き返そうとしたが、またしても同じ過ちを繰り返してしまう。次に目を覚ました時、電車は反対側の終点である「軽井沢駅」に到着していたのだ。
小諸から長野は約1時間、そして長野から軽井沢は1時間半程度かかる。かなりの長時間電車に乗っていたようだ。すでに下り方面の各駅停車はなく、父親は駅で夜を明かす羽目になったという。翌朝の始発に乗り、ようやく大屋駅に辿り着いた。
家で待っていた家族は気が気ではなかった。当時小学生だった男性は、「とうちゃん帰ってこないね……」と母親や祖母と話しながら心配していたという。とはいえ、「どこかで飲んでいるのだろう」という察しもあったようだ。
実際、翌朝に帰ってきた父親は無事で、「すっかりシラフ」だったという。そして現在、一連の珍道中はほほえましい思い出となっており、男性はこう故人を偲んでいる。
「この強烈なエピソードを思い出す度に親父のことを思い出して、ちょっとだけ楽しい気分になります」
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「ここ、どこ?」中央線で寝過ごして深夜の「青梅」に降り立った女性


