娘は大学に行かせても「すぐ結婚するからもったいない」夢を砕かれた女性、30年前の母の言葉を振り返る
今でこそ共働きは珍しくないが、当時はまだ考え方が違ったようだ。女性は母親の言葉について、「改めて考ると…」と分析する。
「経済的にも進学は難しい家庭だったのですが、まだまだ女性が一生通して働くなんて母親の女性の人生観にはなかったのでしょう。両親ともに女性は高校までで充分という教育理念でした」
時代背景や家庭の事情があったにせよ、本人の意欲よりも「女だから」という理屈が優先されてしまったのだ。
女性は、育ててくれたこと自体には感謝しているという。しかし、自身の経験から得た教訓は、今も胸の奥のしこりとなっているようだ。
「教育に関する価値観は親自身がある程度教育者でないと子どもは本人が望んでも叶わないんだなと残念に感じた思い出があります」
女性の言葉には、叶わなかった夢への寂しさがにじんでいた。
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