「相手は嫁に不満あり、私は旦那には不満ありで不倫しています」（50代女性）という声もあるように、妻が不倫に走ってしまう原因として、夫に対する不満が積み重なった末……というケースが目立つ。

「元旦那が働かず飲んだくれの奴だったので、私が働いて子ども2人と元旦那を養っていた。昼も夜も働いて肉体的にも精神的にも疲れていて、仕事中に知り合った人に相談しているうちに不倫関係になってしまった」（50代女性）

家事育児に追われる中で、夫からの感謝を感じられず不倫に至ったケースもあった。

「毎日、家事育児仕事に追われて過ごしていました。どれだけ疲れていても『母親だから全てこなして当然』って感じで誰からも『ありがとう』の一言なんてなくて……」

と振り返る20代女性は、経緯をこう打ち明けた。

「旦那は交替番なので顔を合わさずに、会話もなく生活することもあります。でも3歳上の職場の上司（不倫相手、既婚2児のパパ）は、業務の報告する度に『ありがとう』って言ってくれました」
「見た目も好みでしたが、その優しい一言でハマりましたね。 それからはダメだとわかっていても気持ちが抑えられず、ボディータッチや笑顔で相手の気を引き、告白させました（笑)」

「オンラインサークルで知り合った人とお互い心惹かれてしまった」

「子どもが大きくなり私がパートで働き始めて、妊活中からそれまでの数年間を家で過ごしていた期間、自分というものを押し殺していたことに気づきました」と振り返る40代の女性も、せわしない日々の中で、夫の態度に嫌気がさしていった一人だ。

「自我を取り戻すにつれ、夫の言動のモラハラっぽさに反論するように」なったという女性は、

「産後からセックスレス（はじめは自分から拒否、後半は夫からの拒否）になっていた状態で、趣味でつながる全国のオンラインサークルで知り合ったかなり遠方の人と、お互いに心惹かれていってしまいました」

と当時の思いを語る。

不倫相手との関係はもう終わっているが、「（関係が）終わるまでの2年ほど、こちらに来たり、お互いの中間地に滞在したり、3回泊まりで会いました」と明かした。

「新型コロナのこともあり、お互いの状況が変わり、別れました。親の不倫で苦しんだため『自分は不倫なんて絶対にしない』と思っていたんですが、気づいたらしてしまっていたので……。初めて（相手に）会う直前には、悩みすぎて体調を崩し短期間入院したくらいで、それでもお相手を好きになってしまった、というのが不倫に走ったきっかけです」

パートナーや子どもを裏切る行為は褒められたものではないが、夫や家庭への不満から逃れる場所として、不倫を選んでしまう人もいることがうかがえた。

※アンケート概要
■実施期間
2020年6月12日～
■回答数
801　※2021年9月13日時点
（記事では、2021年7月1日から8月2日に寄せられた投稿を紹介）
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員（63万人）やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ　https://questant.jp/q/TX9IZBNW
■質問項目
・不倫した・されたことはありますか？
その時の状況やエピソード、思ったこと、不満など、具体的に教えてください。