マッチングアプリの地雷男 BMWを乗り回し「安い車は道を譲れ」と恫喝 | キャリコネニュース - Page 2
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マッチングアプリの地雷男 BMWを乗り回し「安い車は道を譲れ」と恫喝

出会いは2年ほど前のこと。プロフィールやメッセージのやり取りまでは、問題がなかった。女性は「同世代の男性にありがちな悲壮感もなく、顔写真も笑顔で好印象だった」という。しばらく話して「美味しいものを食べにいこう、ご馳走するよ」と誘われ、女性は快諾。互いに車移動なので、近所のイオンモールで落ち合い、男性の車に乗り換えてデートをする約束となった。

最初の違和感は、こんなメッセージが送られてきたことだった。

「白い車とか外国車は嫌いですか?」

女性は「訊ねているのか自慢なのか、メッセージの意図が理解できませんでした。最初は丁寧な感じだったのが、急に馴れ馴れしくなったんです」と振り返る。

質問形式ではあるが、実際には自慢だろう。「わたし、白い外国車に同乗するなんて、どうしても嫌です」という人は聞いたこともない。

当日やってきた男性の車は、白のBMWだったそうだ。自分の乗っている車に強いこだわりがあるのだろう。

その意識はさっそく、発露してしまう。

男性の白いBMWと、たまたま出てきた他人の車(こちらも高級車だったそう)が駐車場内で「お見合い状態」となり、どちらかが道を譲らなければならない。そんなシチュエーションで男性はこう言い放ったのだ。

「お前が動けよ、300万位(の車)だろ!!」

言い換えれば「BMWの方が高級なので、こっちに道を譲れ」ということだろうが、どこの世界でそんなルールがまかり通るのか。

この時点で大ハズレを確信した女性だが、男性の車に乗っているタイミングだと、いますぐ解散というわけにもいかない。自分の車のナンバーも見られているので、相手を刺激してトラブルになるのも怖い。女性は「もう少しだけ付き合って、お互いに納得して帰る状態に持っていこう」と決心。当初は少しドライブして、どこかのレストランで食事という話だったのだが、女性はとっさにイオンモールを見ていこうと提案したそうだ。

話の内容が自慢ばかり

そんなことで結局、選んだのはイオンモールのステーキ店。しかし、そこでも男性との話は盛り上がらない。

「食事の間ずっと話しているのは、仕事と自分がいかに毎日糖質制限しているのかの自慢話です。昨日まで、この日の為にいつもより制限していたなんてことを話し続けました」

まあ、車自慢→ボディ自慢と、勘違い男性がやりがちなコンボなのかもしれない。

もう相手を見限っている女性としては話をテキトーに合わせることにしたところ、男性の自慢話はどんどん加速していったそうだ。無難な話題ということで、男性の着ていたDIESELのTシャツを褒めてみると、男性は得意顔でこう言い放った。

「自分は、このブランドしか着ないんだ」

男性は実際に全身DIESELをまとっていたそうだ。しかし、それで相手の気を惹けるとは限らない。女性も「BMWにしろDIESELにしろブランドとしては中の上程度ですよね……」と身も蓋もなく指摘する。

結局、微妙な雰囲気のままランチは終わり、スタバへと移動したのだが、コーヒーは「割り勘」だったという。女性は「ご馳走するよっていってたのに、食後のコーヒーは割り勘って、どういうデートなんだろとは思いましたね」と呆れて話す。

相手にその気がないとわかったとたんどケチになるスタイル。恥も外聞もなくていい。

さて、いちおう食事を御馳走になったこともあり、女性がお礼のLINEメッセージを送ったところ、男性からは「いい人みつかるよう祈ってます」と「お断り」の返事が来たそうだ。いやはや、無事サヨナラできて、本当によかった。

聞けば、女性のマッチングアプリ利用歴は合計で4年ほど。合わせて30~40人ほどの男性に出会ったという。

ちなみに、「会った30~40人の中で、この男性が最悪だった?」と聞いてみると、その答えは

「3番目くらいかな」

だった。おいおい、もっとヤバイやつがいたのか。

結局、「いい人と出会えたので、今年3月ごろにマッチングアプリを退会しました」という女性。「いまとなっては、アプリでいろんな人に会い続けていた怖さを感じます。嫌だったらすぐ帰ったりするべきでしたよね」と振り返っていた。

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