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「こんなお父さんがよかったな」25歳上の上司と不倫関係に陥ってしまった女性

画像はイメージ

不倫の不毛さをわかっていながら、恋心を止められず関係を絶てない人もいる。投稿を寄せた30代女性は「現在、同じ相手と三度目の不倫状態です」と明かす。

「彼と初めて出会ったのは、私が23歳のときでした。年の差25歳の上司です。最初は職場で会うのがすごく幸せで、ただただ父親(に接するとき)のような感情を抱いていたのを今でもよく覚えています」

と職場不倫に至った経緯を赤裸々に語り始めた。(文:福岡ちはや)

「気づいたら付き合うことになっていた」

その上司は二児の父だった。趣味の話で上司と意気投合した女性は、「こんなお父さんがよかったな」「こんな旦那さんと結婚したら幸せだろうな」と感じたものの、

「コミュニケーションの一環くらいにしか思ってませんでした。直接連絡先も知っていましたが、仕事以外のことで特に連絡を取ることもなく、月日が過ぎていきました」

と語る。まさか自分が不倫をするとは思ってもみなかったのだろう。しかし半年後、上司に他県への転勤が決まったとき、女性は「ああ、恋だったんだ」と自分の気持ちに気付いてしまう。

「だけど相手は既婚者。『気持ちを伝えることなんてできない!』と覚悟を決めて、片想いで終わらそうと思ってました。最終日、送別会があり、一緒にツーショット写真を撮ってもらい、思い出にしようと思いました」

女性の気持ちを知ってか知らずか、上司は「いつでも遊びにおいでよ!美味しいご飯屋さん探しとくよ!」と言ったが、女性は「そんなの誰にでも言える」と本気にせず、もう二度と会えないと思っていたそうだ。ところが数か月後、話の流れで同僚と一緒に上司に会いに行くことになり、「気づいたら付き合うことになっていた」という。なぜそうなったのかが気になるが、女性は、

「もう何が起こったのかよくわからないです」

と言葉を濁した。それからというもの、毎日LINEや電話をしたり、2人で会ったりするようになったという。

「『好きだよ』って言われた瞬間、もう自分自身が止められなかったです」

女性は「(上司に)『好きだよ』って言われた瞬間、もう自分自身が止められなかったです。当時の私は彼との結婚を真剣に望んでいて、彼しか見えてませんでした」と振り返る。一方、上司は「僕も結婚したいよ?」と言いつつも、

「でも子どもが一番かわいいんだ。だから、子どもが成人するまで待ってくれないか」

と離婚には踏み切らなかった。上司の子どもは小学生で、成人するまで約10年を要したため、女性は友人から「そんなのバカげてる!本気で結婚なんて望んでないよ。早く別れなよ」と何度も忠告されたが、「どういう関係でも彼と繋がっていたかった」という。

こうした曖昧な関係は2年続いたが、やがて女性は不安に耐えられなくなり、別れを決意した。連絡先や思い出のデータをすべて削除して、上司を忘れようとしたそうだ。

ところが約3年後、女性は偶然にも上司に再会してしまう。当時の女性には別に彼氏がいたが、「ほんとにクズで、釣った魚に餌をやらないタイプ」で嫌気が差してきていたため、

「同じことを繰り返すのはわかっていながら、そのまま二度目の交際をスタートすることになりました」

という。その半年後、女性は上司に「離婚できないのなら、せめて別居してほしい」と迫った。それから1年ほどして、上司との同棲にこぎつけたそうだ。

「同棲してる間、彼は『奥さんと離婚調停になる』と言ってました。『弁護士と話をしてくる』と言ったり、『奥さんの親戚が弁護士だから面倒だ』と言ったりして、月1回くらい持ち家に帰ってました。それでも私は彼と一緒にいたかったし、『同棲までしてくれてる彼をもう一度信じてみよう』と思ってました」

「この人は最初から離婚する気なんてなかったんだろうな」

しかし女性の期待も虚しく、上司の離婚話は先に進まなかった。「どこまでがホントなのか?」と疑心暗鬼の日々を半年ほど送り、些細なことがきっかけで上司と大喧嘩になったそうだ。

「暴力を振るわれるんじゃないか?って恐怖を覚えることがあり、それをきっかけに二度目の別れを告げました。同棲解消後、すぐに彼は家を引き払い、持ち家に戻りました。『ああ、やっぱり離婚も何もかも嘘だったんだろうな』って思いました」

それから3年後、女性は別の男性と結婚したが、夫のある問題が判明し「私の心が壊れました」という。女性は「離婚を望んでるわけではないんです。上手く付き合っていこうと思ってるんです」と弁解しつつも、

「心の拠りどころが欲しくて、つい不倫してた彼に連絡をしてしまったのです」

と打ち明けた。上司は女性が結婚したことを知っていたが、「もういいじゃない。お互い二番手で」と話がまとまったそうだ。

「『もう離婚する気ないでしょ?』って問いかけた私に、(上司が)『うーん。いろいろタイミングがね、合わなかったね』って言った瞬間、『この人は最初から離婚する気なんてなかったんだろうな』って思いました」

「それでも、やっぱり一番大好きな人なんです。なんでも許せてしまうんです。そばにいれるだけで幸せを感じてしまう。私自身も彼も最低なの、わかってます。それでも彼に必要とされていたいんです」

自分も結婚したことで、女性は離婚に踏み切れない上司の気持ちがわかるようになってしまったのかもしれない。

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