昨年6月に実施した調査では、人気男性の年齢は「28歳前後」に一極集中していたのに対し、本調査では5歳刻みで盛り上がりを見せるなど人気の年齢が分散していた。婚活女性が年齢の離れた男性にアプローチするのをやめ、自分と年齢の近い男性に対してアプローチすることが増えたためと思われる。
リリースでは、新型コロナウイルスの影響で婚活女性が「より自分と同じ感覚であり、地に足が付いていること」を重視するようになったと分析している。こうした求める男性像から、おのずと自身に近い現実的な年齢になってきているという。
また、人気男性500人の年収を調査したところ、最多は「600~800万円」(27.4%)だった。次いで「400~600万円」(24.9%)、「1000~1500万円」(18.7%)などと続く。前年と比較すると、最多は「600~800万円」と変わらなかったものの、2位の「400~600万円」が8.7ポイント増えていた。
「400~600万円」の人気が、1位の「600~800万円」と同程度になった理由でも、やはり新型コロナが大きく影響しているとみられる。リリースでは「婚活女性が男性に対して”現実思考”になっている」と指摘しており、実際に婚活女性にインタビューしたところ、9割以上の女性が「自分と同じかそれ以上」と話していたという。
コロナショックを経験し、この先の経済情勢・家計に対して不安を感じている人は多い。男性だけが家計を担う考えを持っている女性は減少傾向にあり、結婚後についても、女性の多くはパートタイマーなどでなく「今の仕事を続けていきたい」と感じ、”共働き”を希望していた。