不動産・建設系でフリーランスで働いているという女性は、出産後からすべて自分ひとりで子どもを養ってきたシングルマザーでもある。女性は、子育て中から現在の生活についてこう語る。
「それなりに費用はかかったが、賢くやりくりすればシングルでも子育てはちゃんとできる。子育てが終わったからといって、贅沢な暮らしをしているわけではない。当時と変わらず、無駄を省いて常識的な生活をしている。それを続ける限り、先々の不安は感じない」
女性は、老後に備えた貯蓄をしながら「年に数回の旅行もしている」と続ける。
「要は意識の問題だと思う。身の丈に合った将来設計ができるかどうか。独身あるいはDINKS時代の贅沢三昧が抜けきらず、その金遣いのまま子育てをすると、いっぱいいっぱいになってしまうはず。子どもを育てたいと思うなら、頭を切り替えて、将来まで見据えた生活設計を練るべき」
それを踏まえた上で「今は夫婦共働きが普通になっているし、十分やりくりはできるはず」という。また「少子化と言われているけれど、親になる方にも意識の問題があると思う」と持論も述べている。
親パワーの恩恵で生活の余裕を感じる人も
京都府の40代女性は、まだ子育て最中のシングルマザーだ。公務員として働きながら、子ども1人を養っている。塾の費用が年々かさんできてはいるものの「贅沢をしなければ問題はない」という。それでも「貯金は少しずつしかできないので将来に不安はある」と書いている。
専門コンサル系勤務の千葉県の40代男性は、子ども1人を抱える一般的な家庭だが、いわゆる親パワーの恩恵も大きく「経済的には余裕がある方だと思う」という。
「親の家を継ぐ予定のため、マイホームを買う必要がない。準富裕層レベルの金融資産もある」
とはいえ、「収入に見合った生活しかしていないので、やや不満」とも綴っている。
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