40代男性(正社員/年収800万円)は、30代半ばまでパチンコとパチスロにのめり込んでいた。卒業できた理由について「妻との結婚を機にスッパリやめた」と明かす。同時に10代からハマったと言う、20年近くのパチンコ生活についても振り返る。
「そもそもタバコが嫌いだったものの、お金になるので手を染めた。ただパチンコをすれば手も汚れるし、頭髪や衣服にも臭いがつくので、そこは我慢していたけど……。あと打っている間は面白かったが、単純作業なので苦痛も感じていた」
そう語る男性だが、肝心の勝率は「自身の感覚では五分五分」と負け越してはいないようだ。それにとどまらず「手つかずの給与が口座に1000万円単位になっていたので、金銭的には勝っていたかも知れない」とも付け加える。
「大学時代以降は毎日、複数のパチンコ店を回っていた。店ごとの傾向を掴んでは、負けが込まないように対策を練る日々だった。数十万円と勝った時は、巡回をしても打たず、生活費で泡銭が尽きるまで待った。軍資金は1回2万円まで、と決めていたから大負けした経験はない」
男性はキャリアこそ長いが、常に割り切っていたこともあり「やめようと決めた時も、特に問題なく行動に移せた」と明かす。また「射幸性の薄れた機種が主流となり、汚い手で妻を触りたくなかったし」ということも、卒業を後押ししたとのことだ。
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