FJネクストは11月19日、「コロナ禍のひとり暮らし生活事情」の調査結果を発表した。調査は今年10月に実施し、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県のワンルーム単身入居の20~30代独身400人から回答を得た。
コロナ禍をきっかけに住まい周りで行ったことを聞くと、上位3つは「不用品の処分」(34.8%)、「食料品の備蓄」(32.5%)、「大掃除」(29.3%)。男女別に見ると、いずれも女性の方が高く、特に「不要物の処理」(女性41.5%、男性28.0%)、「食料品の備蓄」(女性41.0%、男性24.0%)は女性が4割に達している。
また、「何も行っていない」は女性が26.0%なのに対し、男性が37.0%だった。調査元は「住まい周りに関して、”コロナ禍で積極的に動いたのは女性”と言えるかもしれません」とコメントしている。
コロナ禍をきっかけに始めたこと1位は「ダイエット」
家の中の過ごし方でコロナ禍以前より増えた時間を聞くと、男性は「オンライン鑑賞時間」(32.5%)、「睡眠時間」(27.0%)、「ゲーム時間」(21.0%)が上位3つに入った。一方、女性は「家事時間」(36.5%)、「睡眠時間」(35.0%)、「オンライン鑑賞時間」「テレビ番組視聴時間」(同34.0%)となった。
コロナ禍以前より利用機会が増えたものを聞くと、男性は「電子マネー、カード決済」(33.0%)が、女性は「通販サイト」(39.0%)が最多となった。ひとり暮らしの20~30代は以前からカード決済や通販サイトを利用していたと推察できるが、コロナ禍がより一層利用の後押しをしたと言えそうだ。
コロナ禍をきっかけで新たに始めたことを聞くと、最も多かったのが「ダイエット」。以降、「料理/自炊」、「筋トレ」、「ジョギング/ランニング」、「ストレッチ」「ウォーキング」「語学学習」などが続く。
リモート飲み会に参加したことがある人は56.0%で、女性(60.5%)が男性(51.5%)を9ポイント上回っている。リモート飲みが楽しかったと回答した人は68.3%にのぼる。
新型コロナが終息したら外出して一番したいことを聞くと、「旅行(海外旅行含む)」(49.0%)が最も多かった。以降、「飲み会」(6.8%)、「帰省」(5.0%)、「外食」(4.3%)、「音楽ライブ(フェス、コンサート含む)」(3.8%)、「温泉」(2.0%)と続いた。