年末年始が近づき、年賀状の作成をしなければ……と思う人も多いだろう。中には嫌気がさして、コミュニケーションの基本がメールやLINEに変わった昨今、年賀状という文化はいつまで続くのだろうと思う人もいるはずだ。ガールズちゃんねるには12月12日、「年賀状のやめ時」というトピックが立った。
「今年一気にやめることにした。10月くらいから年賀状について考えるのがもう嫌になった。身内と、昔働いてた職場の女性(今は疎遠)の三枚にしか送ってなかったし」
「今年を最後にしたい。今後子ども産まれても写真載せたくないし載せなきゃ載せないでなんで?って思う人もいるみたいだから。まだ子どもがいない今年を最後に次からは辞退するという文面も入れて送りたい」
トピック内には、今年で年賀状の送付をやめる、減らすことを誓う人からのコメントが散見された。(文:石川祐介)
「最近『今年から年賀状は控えさせてもらいます』って人も多い」
年賀状は自分がやめたいと思っていても、相手から送られてきたら返さないわけにはいかない。そこが難しいわけだが、スレッドでは年賀状ストップの判断基準を記す人も少なくない。
「こちらから出しても音沙汰無しだったなぁって人はリストから外すって感じで年々枚数が減っていってる」
「送ったけど相手から届かなかった時は来年からその人へは送らない。最近『今年から年賀状は控えさせてもらいます』って人も多いからやめたいなら今年の年賀状に一言添えて出す」
やはり、返してこない人には送らないと考える人もいたが、
「自筆コメントがないのが3年位続いた人には送らない。そういうとこ手抜きする性格の人と葉書続いててもしょうがない」
せっかく送るにも関わらず一言添えてくれないなど、手間をかけてくれない人は送らないと決めている人もいた。
「ばーちゃんが100歳。今年は会えなかったから、こりゃひ孫の写真載せて出すしかないよな…」
また、「私の周りはコロナもあるし、これを機会にやめたいって聞くよ。私も辞めたい」とコロナ禍の今年から年賀状を止めようと考えている人もいるが、
「今年はやらないつもりだったけど、田舎にいる旦那のばーちゃんが100歳。今年は会えなかったから、こりゃひ孫の写真載せて出すしかないよな…となりしぶしぶ作りました」
という人も。新型コロナウィルスの影響で親戚と会えなく子どもの成長を見せられなかったために、年賀状を止めるキッカケを失った人も結構いそうだ。
「年配の親戚に出すのやめると実家の親がガミガミ口出ししてくるんだよねー。どうして出さないんだとかうるさくて疲れる」
そもそも、新型コロナウィルスに関係なく、口うるさい親戚がいると簡単に止めることは難しい。今年はいろいろなシーンで変化が起きたが、変な衝突を避けるべく年賀状はいつも通り送る、とやめ時を先延ばしにする人も多そうだ。