既婚者ほど残業時間が長いのはなぜか 「家庭を支えなくては」のプレッシャーも?
インテリジェンスが運営する転職サイトのmeetaが20~40代の有職者1000人を対象に調査したところ、結婚している人ほど残業時間が長い傾向が明らかになったという。
残業時間が「10時間未満」と答えたのは未婚者55%に対し、既婚者は47%と少なく、53%が10時間以上の残業をしている。特に差が大きかったのは「20~30時間未満」で未婚者8%に対し、既婚者では13%を占めている。
残業代目当て?「最近、新築マンションを購入したから」
男性の場合、一家の大黒柱として家計を支えようという責任感が生まれ、仕事に打ち込んで出世したり、残業代を稼いだりすることを考えるのだろう。男性からは、
「奥さんが専業主婦だから僕が頑張らないとね。昼食は毎日カップラーメンにすることで節約もしてるよ」(38歳・男性)
「いや~、奥さんに早く課長になれって尻を叩かれてるんだよね。最近、新築マンションを購入したからそのプレッシャーもでかい」(41歳・男性)
とのコメントが寄せられている。
意外なことに、仕事に対する満足度も既婚者の方が高い。未婚者の42%に対し、既婚者は51%。家庭を持ったことがモチベーションにもなっている可能性がある。会社によっては「結婚したら一人前」として責任のある仕事に就かせる場合もあるのかもしれない。
なお、既婚者の中には「家に帰りたくなくなったから残業している」というケースもありそうだが、それについてはこの調査では分からなかったようだ。
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