HUSTARは4月、大学受験に関する調査結果を発表した。調査は3~4月にネット上で実施。大学生78人のうち、「第一志望の大学に合格した」(42%)と回答した人は4割強だった。
合格できた理由を聞いたところ、
「志望校を塾の先生や学校の先生と実際の自分の成績と比べながら決めたため、志望校決めをしっかりとでき、第一志望の大学に向かってまっすぐに走ることができたこと」
といった声が多かった。
「オープンキャンパスに行った」という人は6割
一方、6割近くの人は第一志望に行けなかったことになる。だが、回答者からは
「第一志望の大学には行けなく第二志望であった大学に通っているが、学びたいことや大学の雰囲気が自分に合うところに絞って受験したため、結果的に楽しい大学生活が送れている」
といった声が挙がるなど、第一志望に通えなくても、結果的に充実したキャンパスライフを送っている人もいた。
また、受験校を決める際に各大学の雰囲気をつかむのに打って付けなのがオープンキャンパスだ。大学生75人のうち、「オープンキャンパスに行った」(63%)という人は6割ほどだった。
他方の約4割に行かなかった理由を聞くと、地方に住んでいるため志望校の大学との間に「物理的な距離」があって行けないという声が目立った。
また、大学を選ぶ際に「国公立と私立のどちらを志望していたか」と聞くと、学生42人の回答はちょうど五分五分だった。
国公立大学を志望する理由としては「学費が私立よりも半額近く安いため親に負担をあまりかけなくて済む」「大学という場所でよりアカデミックな勉強をしたかった」などの声が挙がった。
一方、私立大学を志望していた回答者からは、学部の選択肢が国立より豊富なので、勉強したいことが私立大学にあった」「入試のために勉強する科目が少ないので、偏差値の低い高校生が1年間かけて逆転合格を勝ち取ることができると思った」といった声が挙がった。