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「断崖で社訓をひたすら大声で叫ばされました」悪質ダイビングショップで地獄の研修を受けた女性

断崖絶壁の画像

画像はイメージ

「石の上にも三年」という言葉があるように、辛いことでもある程度の期間は継続するべきという考え方もある。しかし大阪府の30代女性は、そんな悠長なことを言っていられないほど大変な目に遭ってしまったという。(文:草茅葉菜)

※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H

合コンに繰り出し、そこで知り合った異性を店に連れて帰り勧誘…

女性はダイビングショップのスタッフとして入社後、2泊3日の研修で海に連れていかれた。ダイビングの練習で海に入ると思っていた女性に待ち受けていたのは、想像を絶する経験だった。

「午前中は会社の施設で座学と、午後は海には一切入らず断崖で社訓をひたすら大声で叫ばされました」

絵に描いたようなブラック企業だが、まだまだ地獄は終わらない。

「機材販売やライセンス販売など、毎月のノルマが1人何百万円と設定されており、達成できないと直属の上司が厳しく叱責される環境でした」

ノルマ達成のため、なりふり構わない営業方法になっていたようだ。

「大学の友達や高校の友達を(勧誘のために)店に連れてくるように言われ、誘える友達がいなくなると、スタッフで合コンに繰り出し、そこで知り合った異性を店に連れて帰り勧誘を行いました」

ここまでくると、もはや会社ではなく悪質商法と言わざるを得ない。恋愛感情を利用して商品やサービスの契約を迫る「デート商法」の手口だ。

女性はノルマや友人との関係悪化を苦にして3か月で退職。「(その後、その会社が)訴えられ、デート商法などで営業停止になったこと、そしてそのまま倒産したことを知り、辞めて良かったと思いました」と綴っている。

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