立場上、衝撃的なクレーマーに何度も対応してきた人もいる。レンタルDVDショップで働いていた30代後半の女性(茨城県/営業)。カウンターを蹴ったり、唾を吐いてくるあり得ない客が複数いたことを綴っている。(文:永本かおり)
「返却期限の日に電話して来ないのが悪い」と精算拒否
前職の「某レンタルDVDショップ」のアルバイトとして店長代理を務めていた女性。何人もの劣悪なクレーマーに遭遇したという。例えば
「新作で、まだ誰も借りていないDVDを『見れなかったんだけど』と返金を求めるクレーマーのママ」
「延長されてたお客様にご精算を求めたら『返却期限の日に電話して来ないのが悪い』と精算を拒否」
「DVDの返却時に遠くから投げつけられ目の下に辺り切れて出血した事もあります」
と客とも呼びたくないようなクレーマーの数々。しかし、こうしたクレームはまだ序の口だ。「男性スタッフには、そのような対応はしないのでしょうが」と前置きし、受けた被害をこう明かした。
「『店長出せ!』と言われて店舗責任者は私です。と名乗ると、カウンターを蹴ったり唾を吐いてきたり棚を蹴って怒鳴ったりするようなお客様も多数いました」
もはやお客様というより猛獣に近い。相手が女性だからと舐めているのだろうか。凄まじいクレーマー体験だが、店長代理という立場もあり、苦しくても耐えてきたようだ。女性は、
「現在は、違う職種で働いてるので本当に貴重な体験をしました」
と書いている。アルバイト経験が糧になったかは不明だが、現在は前向きに働いているようだ。