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休日に会社の都合で駆り出されるだけでも苦痛だが、それを「福利厚生」と言い張ってタダ働きさせようとする経営者がいたら、呆れを通り越して怒りが湧いてくるだろう。
投稿を寄せた40代女性(東京都/クリエイティブ)は、以前勤めていた会社の社長の「ズレすぎた思考回路」に腹を立てたエピソードを明かした。(文:篠原みつき)
「パートさんたちは副業講座に興味があるなどとは一言も言っていません」
当時、女性の勤務先の社長は主婦層をターゲットに「フリマサイトで不用品を売る副業講座」を開催していた。まだガラケーが主流で、パソコンに不慣れな人にはフリマ販売のハードルが高かった頃の話だ。
ある時、週末に講座の開催を控えた社長が、社内の軽作業パート数名にこう声をかけた。
「◯◯さんたちも来てください。受講料は免除しますから!」
女性は「パートさんたちは副業講座に興味があるなどとは一言も言っていません」と振り返る。明らかに人数合わせの「サクラ要員」としての動員に見えただろう。
1人のパートが「それは仕事ですか?」と尋ねると、社長は「受講料は福利厚生でいいです!」と悪びれずに答えたという。
このやり取りを見ていた女性は、直接社長に意見した。
「私は正直、感覚の違いにびっくりして、休日に講座のサクラをやってもらうなら、時給はもちろん休日手当を出すくらいでなければ来てもらえないと社長に伝えました」
「もちろん全員予定があるフリをして参加しませんでした」
しかし、社長の反応は信じられないものだった。
「社長は『だって時給より受講料の方が高いんだし、タダでノウハウを教えてもらえるのに勿体ない』とご機嫌ななめでした」
興味のない講座を休日に受けさせられるのは単なる苦痛でしかない。それを「タダでノウハウを教える福利厚生」と本気で信じ込んでいる社長の思考回路には、女性も「腹が立ちました」と振り返る。
結局、この身勝手な誘いに乗る者はおらず、「もちろん全員予定があるフリをして参加しませんでした」と当然の結末でしめくくった。
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