
画像はイメージ(AIで作成)
上司がやばい人物だと、職場が一気に崩壊することがある。投稿を寄せた30代男性は、理学療法士として病院に勤務している。
もともとは約150床に対してリハビリスタッフ120数名という、人員を十分に確保しているのんびり働ける職場だったという。
ところが、所属長の変更をきっかけに職場の環境は一変してしまう。(文:篠原みつき)
責任者レベルが全員休職・退職へ
新しくきた所属長は、「昭和の精神論の管理職」だった。
「口をひらけば『頑張ればできる』『血反吐を吐いてでもやれ』『目標達成は絶対』そんなことを言っている方でした」
そして、各セクションを管理している主任たちを総入れ替えしたという。例えば訪問担当の主任を回復期へ、通所の主任を急性期へ異動するなど、男性によれば「なかなかの無理やりな人員配置」だった。
「ですが所属長は『みんなに丁寧に説明して納得してもらってる!』と言っていました」
しかし現実は違った。3つのセクションの各主任が急遽退職し、ほかの係長や主任も3人が休職してしまう。つまり
「責任者レベルが全員休職や退職をしてしまいました」
というありさまとなった。男性が本人たちに聞いたところ、こんな理由だったという。
「『所属長は主任や部下を雑に扱ってる』と言っていました。説明が不十分で納得しているスタッフはいなかったようです」
「プロ意識が低い」と辞める人のせいにする所属長
これだけ一気に人が辞めても、所属長はこう言い放ったという。
「『この状況でやめるなんて組織の一員としておかしい。プロ意識が低い』など辞める人の責任にしていました」
主任たちの退職や休職が重なり病院が回らない状況になり、急遽副主任たちに管理業務が降りてきた。すると「残業が多くてしんどい」「なんで副主任がこれをやらなきゃいけないのか」と不満が噴出する事態に。
「副主任以下の一般職も『この病院やばい』『この所属長やばい』など噂が広まり一般職の退職があとを絶たずにあれよあれよと」
120人以上いたスタッフが80数人にまで激減してしまったという。
「なんとかなる!来年は30人採用だ!」
明らかに所属長の管理能力が疑われる事態だが、スタッフが大量離職している状況でも、その精神論は止まらない。
「所属長はこんな状況でも『血反吐を吐いてでも』『なんとかなる!来年は30人採用だ!』など言っています」
現場からは「退職者(の仕事)をフォローしているから余計しんどい」「人が減ってて管理業務に回せる時間がないのに管理もさせられる。さらに目標達成も求められてしんどい」と悲鳴が漏れている。
現状は事業を縮小しなければならない段階にもかかわらず、その判断も遅く疲弊しているスタッフが多いという。
「給与面では580万円と理学療法士にしては貰えてると思いますが、この雰囲気で続けるのはしんどいです。友達の係長たちとは『自分を守ることを最優先にしよう』と話し合っています」「私もこの組織は長くないと思いました」
クラッシャー上司によって職場が崩壊していく実例のようなエピソードだ。
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