
画像はイメージ(AIで作成)
職場の和を乱すトラブルメーカーは、往々にして辞め際まで周囲を呆れさせるものだ。
投稿を寄せた埼玉県の40代男性は、20年以上前に紳士服販売店で副店長として働いていた際のエピソードを明かした。当時の店舗には、「Aさん」という38歳の女性パートがいた。この人がトラブルメーカーだったそう。
Aさんは、若いスタッフには嫌味交じりに厳しく指導する一方、かっこいい客が来ると「新幹線も真っ青な速さで接客に入る」ような人物だった。(文:篠原みつき)
店長が注意しても「泣きっぱなしで話にならないんだよ」
こうした勤務態度について、男性が少し指導しただけでも、被害者ぶってこう言い放ってきたという。
「私が悪ければいいんですよね」
ある日、Aさんが入社3ヶ月の若いパート社員を「いびるように接していた」ため、見かねた店長が事務所で1時間ほど厳しく叱責した。
面談を終えて出てきた店長は、ひどく疲れた顔をしていたという。男性が「お疲れ様です。長い面談でしたね」と声をかけると、店長はこうぼやいた。
「あいつ、後半は泣きっぱなしで話にならないんだよ」
「真ん中に一言ひらがなで『じひょう』と書かれていました」
その後、Aさんは無断で店から帰ってしまった。翌日の昼前、Aさんは私服で来店すると、誰にも目もくれず事務所に入り、1分もしないうちに出ていってしまったという。
あっけにとられていた男性は、店長から事務所へ呼ばれた。「ちょっといいかな?」「これ、本気だと思う?」という言葉のあと、店長はデスクに置かれたものを指差した。
「それは、女子中高生が使うようなかわいらしい薄緑を基調としたお手紙セットの封筒で、その真ん中に一言ひらがなで『じひょう』と書かれていました。店長に断って中を見ると、『今日で辞めます』とだけ、クマさんが躍っているイラスト入りの便せんに書かれていました」
男性は、もうすぐ40歳になろうという大人の女性が持ってきたとは思えないインパクトの強さに驚いた。
「態度はマジだったみたいですけど」
そう返すと、男性も店長もこらえきれずに吹き出してしまったという。結局、退職自体は本当だったようで、1週間ほどしてAさんの制服一式が「着払い」で届いた。
男性は、「最後の最後まで非常識でトラブルメーカーだった」というAさんの現在に思いを馳せ、「もう還暦も過ぎているはずですが、何をしていることやら……」と書いている。
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