医師の半数が「年収1400万円以上」 一方で女医の半数が年収1200万円以下、中央値は男性より600万円低い結果に | キャリコネニュース
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医師の半数が「年収1400万円以上」 一方で女医の半数が年収1200万円以下、中央値は男性より600万円低い結果に

医師の年収を決める上では「医師経験」「経営層の判断」が重視されるようだ

医師の年収を決める上では「医師経験」「経営層の判断」が重視されるようだ

メディウェルは10月30日、「医師の年収」に関する調査結果を発表した。調査は8月に実施し、同社のキャリア支援サービスに登録している医師1855人から回答を得た。

「現在の年収」を聞いたところ、最も回答者が多かったのは「1400万円以上1600万円未満」(12.9%)。後に、僅差で「1600万円以上1800万円未満」(12.7%)、「2000万円以上2200万円未満」(11.1%)、「1800万円以上2000万円未満」(10.3%)などが続いた。

「3000万円以上」と答えた医師も5.8%いるが、全体的には「1400万円以上」が約半数となった。

主たる勤務先のみの年収は「800万円未満」が最多

男女別にみると、男性医師は「1600万円以上1800万円未満」(13.8%)、「1400万円以上1600未満」(13.6%)、「2000万円以上2200万円未満」(12.4%)に回答が集まった。

一方、女性医師は「800万円未満」(22%)が最多。次いで、「800万円以上1000万円未満」(17.2%)、「1000万円以上1200万円未満」(14.7%)と半数以上が「1200万円未満」と回答しており、男性の中央値と比較すると600万円ほど低いことが分かった。

「アルバイトもしくは副業を行っている」と答えた人は68%。性年代別には、男性は「29歳以下」が76.2%なのに対し、女性は「60歳以上」も72.7%が行っている。性別や年齢を問わず、広く行われていることが分かった。

主たる勤務先のみでの年収は、「800万円未満」(22.7%)が最多。前出の「現在の年収」と比較して全体的に400万円ほど低かった。高度な技術や難易度の資格を持つ医師だからこそ、アルバイトや副業が重要な収入源になっているようだ。

年収が決まる基準は「医師年数」「経営層の判断」

「年収に反映されている基準」については、多くの医師が「医師年数」(43%)や「経営層の判断」(37%)と回答。求人でも経験年数によって異なる年収が提示されるケースが多く、能力やスキルが評価されるよりも職務経験や経営層の判断が年収の決め手になっていた。

また、「勤務条件を改善するために取り組んでいること」を聞くと、

「メインの勤務先よりも割が良く、専門性も生かせるところと掛け持ちするため、あえて非常勤にしている」(40代女性・小児科)
「バイトでものんびり勤務できるところを探している。疲れない程度に出来るバイトじゃないと長続きしない」(29歳以下男性・精神科)
「常に勉強に励み、どんな勤務先でも対応できるようにする。より良い条件の勤務先があれば、検討する」(40代女性・皮膚科)

といった回答が寄せられた。働き方を工夫したり自己研鑽に努めたりと医師によってさまざまな取り組みをしていることが分かった。

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