子どもを育てながら正社員として働くとなると、いろいろと心配な面がある。子どもの病気や行事などで、休みを取ったり早退したりが日常茶飯事だからだ。そのため、女性はこれまで「パートで十分!」と考えてきたという。
ところが今や事情が変わってきた。子どもの成長や社会情勢の変化によって、金銭的な余裕がなくなってきたのだ。女性は、
「最近の物価の高騰などもあり、食べ盛りの子どもを育てるのには本当つらいです」 「来年から高校受験に向けて塾にも通わせたいのですが、料金が……」
と悩みを打ち明けた。パートのままでいるか、正社員に転職するか。女性はいまだ結論を出せておらず、
「子どもの学校行事や急な熱などを考えると『(正社員で)働けるのか?』と不安もあり、パートを続けております。我が家は赤字続きです」
と現状維持を続けている。正社員になっても時短勤務や有給休暇を活用できれば、子育てとの両立は決して不可能ではない。不安はあるだろうが、思い切って転職に踏み切ってみても良いのではないだろうか。