AI普及で大卒の価値暴落?→「これからはブルーカラーの時代」の楽観論にツッコミ相次ぐ

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テクノロジーの進化が凄まじい昨今、自分の仕事がいつかAIに奪われるのではないかと戦々恐々としている人は少なくない。そんな中、ガールズちゃんねるに「将来の大卒の価値【AI時代】」というトピックが立ち、ネット民の間でシニカルかつリアルなサバイバル論が交わされた。
トピ主は、日々の業務でAIエージェントの驚異的な処理能力を目の当たりにしている母親だ。人間が30時間かけて行うようなタスクをたった1時間ほどで終わらせてしまう現実に、「もう人間に勝ち目は無い」と身をもって感じているという。
我が子の未来を憂うこの投稿をきっかけに、掲示板ではオフィスワーカーの危機と、今後のキャリア選択についての議論が起きた。
「AIを使いこなせる人間」と「ついていけない人間」の二極化も
トピ主が吐露したホワイトカラーの危機感に対して、実際に現場でAIに触れているユーザーからは強い共感の声が寄せられた。データ入力や定型文の作成、資料の要約やプログラミングなど、これまで「大卒のデスクワーク」とされてきた業務ほど、AIの得意領域と完全に合致しているからだ。
「AIを用いて仕事をしている人はあなたに100押していると思います。 特にパソコン内で仕事が完結する人は。 数年後にはそういう仕事が激減していると思いますね」
「自分は全然活用できてなかったけど、いよいよ『ガル山さんも積極的に使いなよ〜』と言われて、使わざるを得なそう。。うちの会社はAIに仕事を取られるという段階までは来てなくて、使いこなせない人はダメ、みたいな段階」
単に「仕事が奪われる」という漠然とした恐怖だけでなく、より現実的な格差に直面していることが分かる。現場ではすでに「AIを使いこなせる人間」と「ついていけない人間」の残酷な二極化が始まっている。
パソコン1台で完結する業務ほどリプレイスの標的になりやすく、スキルをアップデートできない層から順に居場所を失っていくという、リアルな過渡期の状況が窺える。
「なんでなんの知識もない一般的な大学生がブルーカラーやれると思ってるの?」
トピック内で一時盛り上がりを見せたのが「これからは肉体労働や現場系、いわゆるブルーカラーが需要を独占するのではないか」という予測だ。物理的な身体を動かす職人の技術や現場作業は、確かにAIによる代替が最も難しい領域とされる。
しかし、この「学歴不要・現場仕事シフト」という安易な楽観論に対しては、すぐに現実を突きつけるツッコミが相次いだ。特にフィジカル面や環境面の壁は想像以上に厚い。
「この暑さでブルーカラーって身体強くないとキツいよね」
「大卒看護師で体力もある方で、スキマバイトで体力仕事も経験したけど。社員であの仕事やれる自信がない。重いものは持てるけど男性の力には叶わないし、女性社員も昔ながらのパワハラ気質が多い。(中略)あと工場や倉庫って周りに本当に何もない事が多いから、夜勤や遅番の時は不安」
「体力だけはある頭悪い私。何とか生活は出来てるけどカツカツだわ。レジ(やりながら品出しもする感じ)とか飲食店のホールとか事務とか、数字系やマルチタスクが苦手。不器用だからフォークリフトや重機の操縦も上手くない。どやされるし、足腰も痛い。どうすりゃ良いんだよ」
ブルーカラーにも向き不向きはある。単に「身体を動かす仕事」といっても、不器用であれば重機の操縦すらおぼつかず、現場で叱責される現実に直面する。また、体力を過信して現場に入っても、一度身体を壊せばその後のキャリアが完全に閉ざされるリスクもある。
さらにガル民が鋭く指摘したのは、生き残るブルーカラーとはスペシャリストであるという事実だ。ただ「ホワイトカラーになれなかったから」という理由で働いて簡単に上手くいくような世界ではない。
「ブルーって頭脳+肉体労働だから」
「なんでなんの知識もない一般的な大学生がブルーカラーやれると思ってるの?アホなの?」
というのはもっともだろう。
AIの台頭によって、ただ「大学を出た」というだけの肩書きの価値が揺らいでいるのは事実だ。しかし、だからといって全員が安易に学歴不要論に飛びつき、現場仕事にシフトすれば解決するわけでもない。
ホワイトカラーの領域でAIを道具として徹底的に使いこなす側に回るか、あるいはブルーカラーの領域でAIに置き換えられない技術を身につけるか。時代の変化に怯えて進路のコスパを測るのではなく、今後も変化し続ける市場で「人間にしかできない価値」を自ら考えて提供し続けることが大事だと言えるだろう。
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