テレワーク→通常出社で不満続出 「昭和から抜け出せない。日本国家の縮小版を職場で見る思い」 | キャリコネニュース
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テレワーク→通常出社で不満続出 「昭和から抜け出せない。日本国家の縮小版を職場で見る思い」

「ハンコのために出勤しなくてはならない」と嘆く人も

「ハンコのために出勤しなくてはならない」と嘆く人も

テレワークから通常出社に戻ったことで不満を感じている人は多いようだ。キャリコネニュース読者からは

「時代遅れの会社に勤めているんだ、という切なさを一番に痛感した」(30代女性/東京都/流通・小売系)
「結局、業務を円滑に回す工夫や従業員の健康は、そこまで考慮されていない」(30代男性/千葉県/金融・保険系)

といった声が寄せられている。

今回は、首都圏の会社に勤めている人たちの声を紹介する。(文:鹿賀大資)

「ハンコのために出勤するような、くだらないことをやっているのは日本だけ」

メーカー系企業で事務・管理職をする40代女性は、社長をはじめとする上層部がテレワークに否定的なために「通常出社に戻された」と綴る。なお、仕事的には「在宅ワークが100%可能な職種」と明かしている。

「在宅ワークだと、社員とのコミュニケーションが取れない“昭和のおじさん連中”。しかも『在宅=仕事をサボる』と頑なに思い込んでいる。彼らは昭和時代の成功体験から抜け出せず、とにかく新しいやり方を否定する」

女性は、そんな上層部に対して「日本国家の縮小版を会社の中で見る思い」と怒りの矛先を別に変える。

「こんな事をやっているから、企業は、日本は、IT化から大きく立ち遅れていくのだと切に思う。ハンコ文化を後生大事にして、ハンコのために出勤しなくてはならないような、くだらないことをやっているのは日本だけだ」

「同一労働同一賃金なんて、まるきり無視です」と嘆く40代派遣社員

不動産・建設系の会社に勤める30代女性は、5月に緊急事態宣言が解除された途端に通常出社に戻ったという。職場の状況については「部署によって温度差がある」と明かす。

「私の部署は、よっぽどの理由がない限り時差出勤を認めていない。会社はテレワークを考えているようだが、今さらになって検証し始めている。その挙句『成果物がない仕事はできない』と否定的」

女性は「うちの会社のようなところがあるから通勤ラッシュが減らない。毎日恐怖のなか出勤中。不満でしかない」と綴っている。

メーカー系企業に勤務する40代女性は「正社員は在宅勤務なのに、我々派遣は通常出社です」と憤る。職場では、5月中は派遣社員も在宅勤務だったが、6月以降は一方的に通常出社に戻されたという。

「会社からすれば堂々と『リモワしています』と言えるのでしょうが、そのしわ寄せはすべて派遣社員に来ています。同一労働同一賃金なんて、まるきり無視です」

女性は「毎日、新型コロナの感染リスクに脅えて泣きながら仕事をしています」と語り、「なぜここまで人権がないのでしょうか」と訴えている。

※キャリコネニュースでは引き続き「テレワークから通常出社に戻って思うこと」理想の働き方は週何日勤務ですか?に関するアンケートを募集しています。

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