20代といえば、収入アップに向けてさまざまな経験を積んでいく時期だろう。今どきの20代はいかほどの月収を得て、その額についてどう感じているのだろうか。
20代キャリコネニュース読者からは、
「月収20万円。割に合わない」(男性/香川県/サービス系)
「月収50万円です。満足しています」(男性/東京都)
といった声が寄せられている。(文:鹿賀大資)
月収23万円に「職場の人に恵まれていることもあり、残業などもそれほどない」
男性の投稿から見ていこう。埼玉県の男性は、サービス系の会社で働いており、月収は22万円。現在の月収については「少し不満。給料と労働があまり見合ってない」という。生活感については「埼玉でも地方に住んでいるため車が必需品。維持していくのが少し大変」と書いている。
別の埼玉県男性は、正社員で月収23万円。「年齢的にもこんなものかと思っています」という。その理由は、
「職場の人に恵まれていることもあり、残業などもそれほどないためです」
としている。また実家で暮らしているため「贅沢しなければ貯金もできます」とのことだ。
メーカー系勤務の東京都の男性は新卒2年目の独身で、月収37万円。勤務時間は9~22時程度と長丁場なものの、現在は「ほぼテレワークのため適度に息抜きもできている」と仕事面に不満はない。
収入に関しては「額面だと大したことはない」と言いつつ、会社から月8万円の家賃補助があることから「都内でも暮らしていける」と綴っている。
契約社員で月収18万円「今はブラックなところも多いと聞くので……」
では、女性は現在の月収についてどう感じているのか。IT・通信系の会社で働く、神奈川県の女性の月収は44万円。ボーナス期には200万円が支給されるも「金銭面では普通」という。
ただ環境面については「裁量労働制の基本テレワークなので、融通も効いて働きやすい。女性差別もないのでかなり満足している」とのことだ。
静岡県の女性は、正社員で月収23万円。とはいえ毎日残業で22時ごろの退社と長時間労働だ。そうしたことから「疲れ果てている。プライベートで自分の時間も持てない」という。
「週6日間は、仕事のためだけに生きている気持ちになる。他のスタッフより責務のある役職に昇級したが、給料はお札1枚分しか上がらなかった。仕事の量、内容や責任が重い割には、給料に全然あっていない。残業代の支給も一切ない」
IT・通信系勤務の大阪府の女性も「求められる仕事の精度やクオリティに対して給与が安い」という。
現在は1年更新の契約社員として月収18万円を得ている。現状に不満は隠せないが「今はブラックなところも多いと聞くので」と前置きした上で、「定時で帰れるなら、これくらいでも仕方ないのかと諦めている」と綴っている。
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