自称・アットホームな会社の実情「社長が仕事中に飲酒」「部下にヤフオクの落札を頼む上司。断ったら嫌がらせされた」 | キャリコネニュース
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自称・アットホームな会社の実情「社長が仕事中に飲酒」「部下にヤフオクの落札を頼む上司。断ったら嫌がらせされた」

アットホームといっても……

アットホームといっても……

「アットホームな会社」と書かれた求人情報を見ると、居心地が良く、先輩社員が仕事を丁寧に教えてくれるような環境を想像してしまわないだろうか。しかしブラック企業経験者のなかには、この「アットホームな会社」という文言に疑問を投げかける人が多い。

「アットホームは100%ブラック。それしか書けないんでしょうね」と断言するのは車検を行う会社に勤務する40代男性。自称「アットホームな会社」に入社し、どのような待遇が待ち受けていたのだろうか。(文:林加奈)

事務所でひとり酒する社長「給湯室に転がる空き缶、ゴミ屋敷みたい」

男性が入社してしばらくたった頃のこと。

「仕事中に上司から『ヤフオクやってる?』と聞かれ『やってますが?』と答えたら『じゃ、これ落札して』といわれました。スキーウェアやナビ、車の部品等。ヤフオクは面倒くさくて自分ではできないから落札してと……」

その後、男性が上司の依頼を断ると嫌な仕事ばかり押し付けてくるようになったという。さらに男性は、社長への不満も打ち明ける。

「社長は一人で2階の事務所で飲んでいるみたいです。出勤すると事務所の給湯室や作業場脇に酒の空き缶がよく転がっています。会社自体がゴミ屋敷みたい」

そのほか、手抜き車検ばかりしている会社に対し嫌気がさし、翌月退職予定だと明かしている。

「俺について来れんヤツは辞めてくれ!」で7人中6人退社

技術職の40代男性はブラック企業を複数経験している。その中でも10年ほど前に勤務した会社が入社前に「アットホームな社風」だと社長から説明を受けていたというが、実態は全く違っていた。

「休日出勤当たり前。代休なし。残業時間改変。社長は『会社をつぶしたいのか?お前が遅いから日曜も仕事になる!』と言ってました。休日でも社長の自宅に呼ばれ、社長の雑用をやらされたこともあります。社長の父である会長も自宅にいて2人から説教されたこともありました」

男性が勤務していた会社では、メールを送信する際に相手の開封確認できる形式で送るようにしていた。しかし社長宛に送ったメールで開封確認ができているにもかかわらず「そんなメール届いていない。聞いてない」といわれることもよくあったという。そんな社風にウンザリした男性は当然ながら退職した。ところが

「しばらくして『戻ってこないか?』と連絡がありました。好条件を出されましたが、信じられないので断りました。仲良くしていた別会社の社員から聞いたところ、いつもの口癖で『俺について来れんヤツは不要だ!辞めてくれ!』と言われて当時の社員7人中、6人が辞めていたそうです」

アットホームを自称する会社の実態は、パワハラ、休みなし、公私混同などが多く、アットホームとは程遠いようだ。

※キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」【読者投稿】税金が高くて怒っている人に関するアンケートを募集しています。

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