医療事務の仕事を一週間で辞めた女性「いじめの標的になり、なぜか事務長の席に座らされました」 | キャリコネニュース
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医療事務の仕事を一週間で辞めた女性「いじめの標的になり、なぜか事務長の席に座らされました」

「毎日23時まで働いていた」という人も

「毎日23時まで働いていた」という人も

終身雇用制度の崩壊で、一社での長期キャリアの形成が図れたのも今や過去の話。転職を前提にしたキャリアプランが当たり前のものとなっている。

多くの人は、数年間はひとつの企業に勤め、スキルを身に着けたあとに転職するが、早々と見切りをつける人も多い。今回は仕事を即行でやめた人の声を紹介する。(文:中島雄太)

「仕事は教えてくれない、患者さんの前で怒鳴られるので、精神的に参ってしまいました」

埼玉県で医療事務をしていた50代女性(年収200万円)は、わずか一週間で勤務先を退職した。女性は雇用主から「いじめを仕事にしているような社員がいるから、その社員をやめさせるためにあなたを雇った」と言われた。

どうやら女性が年上のため、いじめられることもなく、自然と収まると考えたようだ。しかし、女性は「そんなことでやめるわけ無いと思います。そういう人は年上も年下も関係ないと思います」と訴えたが、雇用主には聞いてもらえなかった。

そんな社員に初日、「ここに座ってて」と勧められたのは、明らかに普通の席ではない場所。おかしいなと感じながらもひとまず言うとおりにした。「実はその席は事務長のもので、事務長が出社した際にはそれを見て笑っていました。事務長が、なぐさめてくれたのがせめてもの救いでした」とこぼす。

「その社員は仕事は教えてくれないし、患者さんの前でも何度も怒鳴られました。このままではまともな仕事はできないと思い、退職しました」

女性は現在、別の病院で勤務をしている。「生活がかかったような状態だったら、嫌な思いをしながらも辞めてなかったかもしれません。でもやめる決断ができてよかったです」と述べた。

「休憩時間は、仕事をしながら缶コーヒーを飲むだけ。毎日23時まで働いていた」

埼玉県でITエンジニアとして働いていた40代の男性(年収500万円)は、2日で退職をした。

「9時が就業時間ですが、新人は30分前には出社をして事務所とトイレ掃除が課せられていました」

それだけだったら男性は我慢したというが、「休憩時間は事実上ありませんでした。休憩時間にも仕事をしながら缶コーヒーを飲むだけ。夜は23時まで働かされていました」というのが退職に繋がった。

「3日目の朝に退職の旨を伝えたら、さんざん嫌味を言われました。もちろん2日分の給料も出さないし、立て替えたガソリン代や高速道路の料金も払わないと言われました」

しかし、男性はやめることができただけで満足だと語り、現在は別の会社で充実しているので気にならないと語った。

※キャリコネニュースでは引き続き仕事を即行で辞めた人「テレワークで快適なこと・つらいこと」などのアンケートを実施しています。

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