「浜辺美波風の可愛い子が入社してきて辛い。胸がえぐられる」20代女性の苦悩に注目集まる | キャリコネニュース
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「浜辺美波風の可愛い子が入社してきて辛い。胸がえぐられる」20代女性の苦悩に注目集まる

美人……

美人……

美人とそうでない自分を比べるのは不毛だが、どうしても比較してしまうときはある。掲示板ミクルに1月下旬、「美人が入社してきて辛い」というスレッドが立ち注目を集めた。

スレ主は20代会社員の女性。中途採用で「浜辺美波風の美人」が入社してきたため、激しく落ち込んでいる。曰く、”ショートカットが似合うすごく可愛い子”で、

「男性陣は可愛い子が入社して来た!と盛り上がり『連絡先を聞きたい、個人的に飲みに誘いたい』などとかなり浮き足立っていました。私が入社した時は特に何もなかったのに……なんて、自分と比べてすごく落ち込みます」

追い打ちをかけるように社内で噂になっており、スレ主は「胸がえぐられるような感じで会社に行くのも辛いです……」と訴えた。(文:篠原みつき)

励ましの声が多い一方、「胸をえぐられる理由が分からない」という苦言も

この悩みは注目を集め、さまざまコメントが入っている。多かったのはスレ主への叱咤激励だ。

「なんでですかー!人は人ですよ。主さんが真面目に頑張っていたら必ず報われます。仕事は顔じゃないので関係ないです」
「男達がザワついてるのも今だけですって(笑)仕事で評価されるようになりましょ」

などのほか、「下を向いて落ち込んでる子には、誰も見向きもしません。上を向いてニッコリ笑うべし」と励ます人も。「残念ながら世の中とはそんなもん」と現実を説く声も多い。中には、「可愛い子が入社すると主さんが胸をえぐられる理由が分からない」という苦言や、浜辺美波レベルの美女と同じ土俵に立てると思うことが厚かましい、といった厳しい声もあった。

他方、「美人には、美人なりの悩みがあるんですよ」、「嫉妬されてイジメられました」など、美人側からのコメントも。「そんな先輩にならないでくださいね」という声もあるように、スレ主は妬む気持ちが態度に出ないように気を付けたほうがいいだろう。

「すっごいわかる。勝手に期待されてガッカリされた」という悲しみ

一方、スレッドには「分かる。 嫉妬とか怒りはなくて、何というか温度差にガッカリ感というか、隙間風に晒されている気分」と共感する人もいる。

「すっごいわかる。私も新入社員の時、配属店舗で勝手に期待されてガッカリされた」

と書いた人は、隣の店舗の新人が可愛くて飲みに誘われていたが、「私には何もなかった。泣きました」と惨めさを綴る。「同時講習会では、その子に教えたくて男性スタッフがざわめいて、私には誰にも来なくて公開処刑、あの時ほど惨めで、悲しかったことは無い」と続けている。

筆者を含め、特別美人ではない女性の多くは、「美人とそうでない人」に対する周囲の「温度差」を感じた経験が多少なりともあるだろう。もちろん男性にも言えることだが、女性の方が外見で評価される傾向が強いことは否定できない。ひと昔前のバラエティ番組など、美女とブスの対比で笑いを取ることも珍しくなかったくらいだ。

ある人が「きれい」とほめられるのは、それだけに収束する話ではない

スレ主のような悩みは決して珍しいことでない。精神科医の水島広子氏の著書、『整理整頓 女子の人間関係』(サンクチュアリ出版)には、この問題の本質を言い当てているような解説があるので紹介したい。

「選ばれる人がいれば選ばれなかった人がいて、ある人が『きれい』とほめられるのは、それだけに収束する話ではなく、『他の女性はきれいと言われなかった』という事件でもある。」

女性は、「主に外見によって選ばれる」という受動的な、”相対評価”の世界に生きているため、嫉妬深くなるし、他人と比較するし、すぐに敵か味方か分けたがる。その傾向が強い人は、女の嫌な部分が大きい人ではあるが、それだけその人が「女」として傷ついてきたことも意味するという。こうした中で生きやすくなるためには、「誰が選ばれるか」というサバイバル・ゲームを降りる勇気を持つことが必要だとも説いていた。

女性(自分)が嫉妬してしまうのは、陰湿だからではなく、常に「選ばれる」という受動的な立場だから――。スレ主は、そんな客観的な考え方で自分を冷静に捉え直してみてほしい。

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