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ブラック企業のひどい日常 求人内容とはかけ離れた給料、「本当のことを言ったら誰も応募して来ないよ」と人事

「その後提示された給与額が、求人内容よりも低かったのですが、まあ仕方ないかと思っていました。すると、実際支払われた金額は提示額からも相当低いものでした」

女性が、そもそも求人内容と金額がちがうことを告げると、「本当のこと言ったら誰も応募してこない」と一蹴。提示された金額ともちがうことも伝えると、「おかしいなぁ、そうなの?」の一言で終了した。

埒が明かないと感じた女性は社長に相談。すると社長からは、「すぐになんとかする」との返事をもらうことができた。しかし、ここでまた問題が起こる。

直後に当時の面接担当から呼び出され、「そんなこと言う人だとは思わなかった」と嫌味を言われたのだ。その担当者いわく、「社長に直談判はルール違反」とのことで、不満が爆発した女性は退職するに至った。

「個人的なおつかいをさせられたり、大声で罵られることばかりでした」

20代の女性は、親族経営の会社で事務員をしていたときの経験を語る。その会社は、80代の男性会長と、その妹である70代女性の経理のいうことが絶対で、仕事が忙しい中でもお茶を淹れさせられたり、果物を切らされたりが日常茶飯事だった。

「個人的なおつかいに行かされる程度はいい方で、間違いを指摘されたり、少しでも気に入らないことがあったりすると大声で社員を罵っていました」

会長は営業に対して口出しをすることや、新規事業を立ち上げるために無駄な会議を頻発。社内からは「自社の仕事すら知らないのに」と不満の声が上がる程だった。経理の女性は電子化についていけず、いまだに手書きの帳簿でミスを頻発。しかしミスを認めずに、部下のせいにしていた。さらには大口の客先の帳簿を間違えて全く関係のない他社へ送る始末。

あまりにもセクハラやパワハラが酷かったため、女性をはじめ複数の社員が「会長や経理の女性の言動をどうにかしてください」と役員に直談判。ところが「自分たちも我慢してきた。あと少しの我慢」というだけで具体的な解決には至らず、心を病んで辞めていく人が増えるばかりだった。女性もこのままここにいてはいけないと考え、退職。現在は別の会社で活躍している。

※キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」
のほか部屋が汚い人、捨てられない人東京五輪、開催するべき? 中止するべき?などのアンケートを募集しています。

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