最近は転職をしてキャリアアップを図ることが当たり前になりつつあるが、転職に成功する人もいれば、失敗して大変な目にある人もいるものだ。
埼玉県の60代男性は、「まわりの人にも恵まれて、転職を成功させることができた」とコメントを寄せた。(文:中島雄太)
英語も喋れず海外勤務「死にもの狂いで食らいついた」
男性のキャリアは、海外関係の仕事から始まった。当時は英語もしゃべれない中、「30歳を過ぎてから、自営業から会社勤務に転職しました」と語る。はじめは貿易関係だったため、海外とのやり取りが多く、「死にもの狂いで食らいついた」と振り返る。
「勤務先は中小企業だったため、会社の危機のたびに転職をしました。運よく海外勤務が多かったのが良かったと思います」
男性は転職成功の秘訣として、「不明なことは遠慮なく聞くこと、エージェントを使うこと」などに加えて、「転職は在籍時から行うこと」を強調している。
「過去に思い付きで退職をしたことがあります。強気になって退職しましたが、すぐに転職できない期間が3ヶ月あり悩みました。転職は在職時からしてください。当てもいないのに退職は最悪です」
とコメントを寄せた。
男性はこれまでのキャリアを振り返り、「常に学ぶ姿勢が大事」と述べている。
「英語も3年間で恥をかきながらも頑張った関係で、何とか外国人パートナーとも意思の疎通ができます」
男性は還暦を過ぎた現在でも、継続的に様々な人に会い、勉強会を開催してもらうなど、自己成長への努力を続けているようだ。
「求人票の内容と、契約内容が全然ちがっていた」
一方で、転職に失敗したという声も届いている。宮城県の40代女性(医療事務/年収250万)は、派遣社員として1年ほど福祉団体で事務の仕事をしていた。しかし、「先のことを考えるとやはり正社員に越したことはない」と考え、転職を決意。
これまでの経験を活かせるのではないかと考え、ハローワークの調剤薬局事務の求人に応募したところ、運良く採用となった。しかし、出勤初日から後悔することばかりになってしまう。
「家族経営の会社でしたが、休憩時間、勤務時間、休日など、求人票に記載されているほぼ全てが実際とは異なっていました」
と過去を振り返る。
さらには雇用契約書の給与欄など、「大切な箇所はすべて空白でした」と嘆いた。さすがにサインをすることもできず、わずか1週間で退職。給料も支払われず、「まさか自分の身にこんなことが起こるとは思ってもみませんでした」と胸中を明かした。
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※アンケート概要
■実施期間
2021年3月24日~
■回答数
44 ※7月19日時点
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/HEKC3Q7B
■質問項目
・「転職に失敗・成功した!」と思ったエピソードを教えてください。【失敗の場合】どんなことが思っていたこと・最初に提示された条件と違ったのか、困った・大変だったことなど具体的にご執筆ください。【成功の場合】どんな時に成功したと実感したか、具体的にご執筆ください。