女性は入社初日の午後、入社手続きの書類説明などを受けた際、「もし退社するときはこの会社で得た資料は持ち出さない。情報を他社等に流さない」という説明を受けた。その直後、こんなことを言われたという。
「前職での仕入率や取引先はどこ?担当誰?前職でお世話になってた職人を教えろ!携帯番号知ってるでしょ!」
「同業他社への転職なんだから前職の情報持ってくるの当たり前でしょ!みんなやってるよ!もうこの会社の社員なんだから、前の会社に気を遣う必要ないんだよ!」
「というより今の会社に何が出来るかでしょ!そのために前の持っている情報は伝えるべきでしょ!!」
「情報を他社に流すな」という説明の直後に、なりふり構わないこの姿勢。矛盾を感じる発言の数々に女性も驚いたことだろう。さらに、
「前職はそういう誓約書書いた?書いてないでしょ!だから言ったっていいんだよ!他の社員はみんな教えてくれてるよ!1日よく考えてみて。明日一覧表作ってくれても構わないから!」
と詰められた。定時になり話は終わったが、「それでも2時間近くその話で応接室に。気分的には監禁状態」だったという。女性は翌日会社を辞めた。
女性は辞めたことを「満足」と明かし、
「確かに同業である場合、多少は前職の情報を今の仕事に持ち込む事はありますがその範疇を超えさらに強要してくるところは理解できません」
と呆れたように綴っていた。