「とある上場企業。面接時に給料の希望金額を聞かれ『その額はある』、『休みは週休2日』と言われた」
と男性は振り返る。しかし内定通知書もなく、入社初日に言い放たれた言葉に「唖然とした」という。
「希望金額?ああ、残業すればいくよ。みんな50時間以上してるから」
「中途は祝日は出勤だから。休む時は有給休暇使ってね」
なんと時間外労働をしないと希望額に達することはなく、残業代あっての「その金額」だったのだ。「週休2日」は「完全週休2日」とは違って、休みが2日以上の週が月に1度でもあれば「週休2日」とすることはできる。ただ、「祝日は出勤で、休むときは有給」とは、聞いていなかったことだろう。新卒と中途で扱いが違うのも謎だ。
だまし討ちのような労働条件はこれだけではない。
「対外的に『有給消化率が高い職場』と言っていたのは、『中途が祝日に休むために消化していた』という事実」
男性は会社の欺瞞に憤りを隠せない。「ちなみに、新卒は祝日は休み」と綴り、不公平感を募らせていた。