キャリコネニュースでは「ブラック企業」の体験談を募集。寄せられるエピソードは泣き寝入りや「退職に追い込まれた」という声が目立つ。そんな中、愛知県の50代男性は、以前勤めていた運送会社のデタラメさと、男性がとった”ある行動”を明かしてくれた。(文:コティマム)
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「労働審判に持ち込み勝ちました。半年かかりました」
男性は、その運送会社のずさんさをこう綴っている。
「給料はどんぶり勘定で、24日出勤しても20日しかつけない。その理由を聞いたら、『(荷物の)積み込み日はカウントしない。降ろした日のみ出勤とカウントする』と。基本給が毎月変わるとか、残業も適当にしかつけない等々、数え上げればきりが無いくらい最悪でした」
給料の計算方法が適当過ぎるだけでなく、「会長や常務は、ドライバーの悪口言いたい放題」だったという。男性は会社に立ち向かうことにした。
「頭にきたので、半年間、業務日報を写メで撮って、それを元に(労働基準)監督署に訴え業務改善命令出してもらい、更に弁護士をつけて労働審判に持ち込み勝ちました。半年かかりました。監督所は全くというほど動かず、怒鳴り散らしなんとか動かしました」
泣き寝入りせず会社と闘った男性は、投稿をこう締めくくった。
「本当にこの国の行政は、無駄と無意味の固まりです。こんなんだから、労働者は泣き寝入りする人が多いのだと思いました」