「えっ」と驚いたのは女性も同じだ。「まだ椅子にも座っていなくて、挨拶しかしてなかった」のに「面接1分で終了」したのだというから、当然だろう。
女性は「こういうのは無駄足なので、書類選考で落として下さい」と綴っていたが、男女雇用機会均等法(1986年施行)では、「事業主は、労働者の募集及び採用について、その性別にかかわりなく均等な機会を与えなければならない」(第5条)と決まっている。
つまり、「女性だから(男性だから)」というだけで不採用にはできないはずなのだが……。昭和ならまだしも、令和にこんな会社が生き残っているとは、なんとも残念な話だ。
ちなみに女性は現在、別の会社で、正社員(企画・マーケティング・経営・管理職)として年収450万円で働いているという。