介護パートを1ヶ月でやめた女性「1人で15人の高齢者の世話。このままでは事故になると思った」 | キャリコネニュース
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介護パートを1ヶ月でやめた女性「1人で15人の高齢者の世話。このままでは事故になると思った」

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職場に人手が足りなければ現場にいる従業員への負担がその分重くのしかかる。今回は、一人で大量の仕事を任された末に、仕事を辞めたエピソードをまとめた。(文:林加奈)

※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H

「実質休憩なしなのに時給1時間分を休憩名目で引かれ納得いかず」

まずは介護の仕事に従事している人からの回答だ。50代女性(大阪府/年収100万円未満)は、介護施設の早朝パートを約1か月で退職した。退職理由について次のように綴っている。

「90分くらいで全介助者含む15人の高齢者のトイレ、着替え、身支度をすべて終わらせて朝食会場まで誘導します。それをたった一人でこなしました。オムツを開ければ大量の便、巨大な全介助者。早く早くとせっつかれ腰は痛めるわ、全身便臭はしみつくわ。手助けしてくれる人もおらず、このままでは事故につながると思い、さっさと辞めました」

90分間で入居者15人の朝の準備を一人でこなすのはどう考えても無理がある。退職もやむなしといったところだろう。女性はこう振り返る。

「朝6時出勤で眠れない夜が続き、血圧が上がりフラフラでしたが、辞めて健康になりよかったです」

一方、別の50代女性(神奈川県/年収300万円)の場合は、有料老人ホームでの夜勤の仕事だった。わずか1週間で退職した理由は

「一人で2フロア(20人)のワンオペ介護で、『空いた時間に休憩』と面接で言われましたが、結局休む時間がなく、実質休憩なしなのに時給1時間分を休憩名目で引かれているのに納得がいきませんでした」

退職後、女性は別の仕事をしているようで「ストレスから解放されました。少しの時間でも気持ちの切り替えができる休憩をとることが、こんなにも重要と思い知らされました」

と前向きに綴っている。

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