専門学校卒だという男性は大学教育に失望したことをこう明かす。
「残念ながら大学教員の質も高いとは言えず、あからさまな依怙贔屓に辟易し、『大学でもこんな評価がまかり通るのか。このまま卒業したとして何が身につくのか』と思い、1年の冬に中退して専門学校に入学し、今に至ります」
もちろん大学によるが、男性が受けた大学教育ではかえって将来が不安になったのだろう。男性は
「専門から新卒でSIer(編注:システム構築を行う事業者の総称)に就職し、その後インフラ技術者として様々な業務に従事しました。その中で必ずしも業務品質と学歴の関連性が無い事を目の当たりにしております。たとえ中卒でもエースとして活躍する人もいます。 それらを目の当たりにして尚『必要』とは言えません」
と実感を力強く語った。
また、自身の学歴について不満はなく、「まだまだ勉強不足を痛感しておりますが、それは大学などでは到底学ぶことのできないものです」と回答。「高学歴」については「何がしか例を挙げるならば」、
・明確な目的をもって
・その道の専門的なことを学び
・技術を身につけ、発展させられる域にあること
を「満たしていることでしょうか」と綴っていた。男性は現在、不動産・建設系のITエンジニア(システム開発・SE・インフラ/正社員・職員/年収750万円)として働いているとのことだ。