男性が面接に訪れたある留学エージェントの社長は、業界ではちょっとした有名人だったようだ。
「当時は企業家として業界で雑誌やWebでも『パリッと』した爽やかで親しみモテる感じの社長さん」
という認識だった男性は、「面接できるのを緊張しながらも楽しみにしてました。担当の方に時間ちょうどに面接ルームに通してもらい、ドキドキしながら待ってました」と振り返る。
しかし5分、10分たってもまだ社長が来る気配がない。30分ほどたった頃、「突然ドアがバタンとあいて、その社長と思われる方が入って」きたという。すると……
「髪はボサボサ、ネクタイは半開き、Yシャツジワジワ、ノージャケット。立ち上がって慌てて挨拶するも、社長さんは(遅刻の)謝罪も挨拶もなくドカッと座って『で、今日は何?』と睨みつけるような対応」
男性が想像していた姿とは程遠いものだったのだ。さらに
「『あ、本日はお時間いただき…』と立ちながら面接を始めようとしたら、『あ、それならもういいや、これ(履歴書)みておくから』と終了。当然後からお祈りメール」
と面接はあっけなく終わってしまった。
「こんな裏表ある社長のところで働かなくて良かったですが、少しする面接でした」
と当時の心境を綴っていた。実際に会ってみなければわからないことは多いようだ。
モヤモヤ