面接で企業側と自分の意向が一致しないことが分かったら、時間の無駄だったと感じることもあるだろう。東京都の40代男性(ITエンジニア、システム開発・SE・インフラ/年収550万円)は、リーマンショック後の不況の時期にこんな面接を受けたという。(文:草茅葉菜)
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給料アップの希望を伝えると……
男性はリーマンショック後の不況時に転職しようとして電話面接を受けた。本来面接は対面で行われるものだが、遠方の場合やスケジュールの都合などで電話で面接が行われることもある。
そこで男性が給料アップを希望している旨を伝えると、面接担当から
「は?普通給料ダウンだけど?」
と言われてしまう。しかし男性は
「私はアップを狙ってます」
と毅然とした対応を取った。転職だからといって必ず給与額が下がるわけではない。むしろスキルの高い人材は、いくら不況といっても給料アップを目指して転職活動をするものだろう。
そのやり取り以降は向こうのやる気もなく、「形式通りに聞かれるだけの無駄な時間を過ごした」という。その後、別の会社に入社した男性は
「今の会社でそこの営業から電話あった時に電話で突っぱねたのは私です」
と後日談を報告。留飲を下げた様子だ。