30代女性(医療・福祉)は、新しくオープンした職場で仕事を始めた。同僚はみんな歳が近く、和気あいあいとした職場だったという。ところが、勤務開始から2か月後のこと。
「上司から『会社の手違いで欠勤した分の給料を引かずに満額払っていたことが判明した。余分に払ってしまった分の給料を6月に支払う予定の給料から全額引く』と急に言い出された」
「子どもの病欠等で休みが重なっていたため、一気に引かれるのは困ると上司に相談したところ、毎月少しずつ返金し、有休が発生したら有休を削り返金することが決まった」
給料が多く振り込まれていたとはいえ、一気に引かれては誰だって困るだろう。そんな中、女性は自身の持病が悪化して休職することになった。すると……
「その月の給料から相談もなく残りの返金分全額引かれ、その月の給料が1000円にも満たない金額に……。持病の悪化もその上司からのストレスが要因だったため、すぐに転職先を探し、退社」
従業員の休職で返金されないことを恐れたのだろうか。一言伝えてくれても良さそうなものだが、月給が数百円とは、あまりにむごい仕打ちだ。女性は退職後の後日談をこう綴っていた。
「そんな上司のいる職場で続く人があまりいないらしく、戻ってきてコールをもらったが即答でお断りさせていただきました」