「定時になったら早く上がれ!」 次の日、定時退社しようとすると「まだやることあるんだからね?」と言ってくる職場 | キャリコネニュース
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「定時になったら早く上がれ!」 次の日、定時退社しようとすると「まだやることあるんだからね?」と言ってくる職場

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女性に人気のある事務の仕事。未経験で入社した20代女性(北海道/年収150万円)は、わずか2か月で退職してしまった。その経緯を詳しく紹介したい。(文:林加奈)

※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H

「わからないことは聞けと言いつつ、聞きに行けばため息をつかれる」

女性は「先輩が強烈でした」と前置きし、退職した会社のことをこう振り返る。

「マニュアルがない業務に関してメモに取ろうとしたら『書かなくていいからまずやって』。その後忘れてしまいそうなのでメモにまとめていたら『そんなのやらないでこっちやらないと、どんどん書類たまるよ?』と言われる」

「わからないことは聞けと言いつつ、聞きに行けばため息をつかれる。そう何度も同じことを聞いたわけではないのに」

女性はそれが嫌で、一度聞いたことは必ずメモをするようになった。聞いたことがないことでも聞きに行くとため息をつかれたこともあり、「なぜ…?」と戸惑うことも。しかし、問題はミスが起きたときだった。

「慣れるまではダブルチェックで、と言われていたのでお願いしていた書類にミスが見つかると、書類を机にたたきつけてきてこれでもかというくらい怒鳴られる。『まだまだ教えることはたくさんあるんだから!!』と詰められる。これが入社して1週間くらい」

「『定時になったから早く上がれ、私は帰るからね!』とキレ気味で言われたので、次の日定時になったら着替えて『お先に失礼します』と言うと『まだまだやることあるんだからね?』と言われる。給湯室にいた先輩に一声かけてから上がるようにしていたら『いちいちお先に~とか言わなくていいからさっさと帰れ』と言われる」

こうした環境のせいか、女性は過食症に。入社からわずか1か月で5キロも増えてしまった。

「悪いことをしていなくても叱られる恐怖から連発するミス。度を越えた叱られ方をしていても、周りは完全無視。とても耐えられなくなり2か月で辞めました」

転職先では「そんな環境で2か月もよく頑張ったね」

その後、転職に成功した女性。事務の仕事を続けているという。

「辞める前に上にも掛け合いましたが、私の我慢が足らない、向いてない、くらいに言われました。知り合いから聞いた話では私が辞めた後、何人か入社してもほとんどが1か月も持たず、何人も辞めていったそうです」

前の職場では、何をやっても文句を言う「強烈な先輩」が、幅を効かせ続けているのだろう。

なお、今の職場では「のびのびできますし、みんな仲良く、優しいです」として、その後をこう明かす。

「いびられる・怒鳴られることもないですし、書類が飛んでくることもありません(笑)。何よりも、前の職場での出来事や経験を今の職場で話すと『そんな環境で2か月もよく頑張ったね』と言ってもらえたことが、自信を失っていた私にとって何よりも救いになりました」

前職とは真逆の環境で自信を取り戻した女性。転職して2年目になる今、「こんなに続いてるぞ!ざまぁみろ!!と自分の中で思うようになりました。仕事嫌だなぁ……と思っても、人間関係が良好ならいくらでも頑張れるということが身に染みた経験でした」と、自身の体験を振り返っていた。

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