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「なぜか私だけ“あんた”と呼ばれていました」 失礼な上司に「私はあんたじゃないんですが」と言い返した男性の回想

それは15年ほど前、男性が派遣社員として働いていたときのこと。派遣先は製鉄所内で建築・電気など土木工事全般を行う協力会社で、その上司は40代後半くらいのベテラン社員だった。「いつもニコニコしていて人当たりもよさそう」な人で、他の人には一切「あんた」などと呼んでいなかった。

「その人が話しかける人の呼称を聞いていると、ほぼ『~さん、~君、~ちゃん』なのに、私は“あんた”」
「他の人には誰もそのように呼びかけていませんし、その呼びかけがずっと続いていました」

不公平な扱いにたまりかねた男性は、あるとき

「私はあんたじゃないんですが」

と言い返してみたという。しかし上司の反応は、キレ気味に「ああそうかい」と言うだけ。ここまで言われたら改めそうなものだが、その後も名前で呼んでくれることは無く、

「相変わらず『あんた』呼ばわり。一度だけ呼び捨てにされましたが、私以外に呼び捨てで名前を呼んでいる人はおらず、意味の分からない人でした」

と憤る。勇気を出して抗議したものの、8か月ほどの派遣期間の中で何も変わらなかった。相手の雇用形態によって態度が変わる上司だったのだろうか。

「それは無いです。同時期に派遣で来ていた、この上司と年齢の近い人がいましたがこの人にはちゃんと『~さん』と呼んでいました。正社員の人や協力会社の人には『~さん』『~くん』『~ちゃん』と年齢や親密さに応じて呼んでましたね」

タバコを吸う上司に「皮肉を込めて防塵マスク着用」してみたら……

なぜか一人だけ「あんた」と呼ばれ続けたわけだが、やはり普段から上司との相性が悪かったようだ。上司は「非喫煙者の事を全く考えない喫煙者だった」ため、こんな苦労があった。

「喫煙者ばかりが集まる打合せの時はキツかったですね。何一つ配慮してもらえませんでした」
「一度皮肉を込めて防塵マスク着用して打合せに出たんですが、それでも『ああ、あんた吸わんかったなあ、ハハハ』だけで窓を開けるとか打合せの間はなるべく吸わないようにする、という事も無し。本当に糞野郎が!って感じでした」

防塵マスクをつけるのもなかなかの対抗策だが、煙が苦しかったのも事実だろう。また社内では上司の隣の席だったが、親しく会話を交わすこともなかった。

「前述の年齢の近い人の方ばかり向いて話して、こちらにはいつも背を向けていたので何かを教えてもらった記憶は無いです。会話が殆ど無くとも仕事は進められてましたけど、全く面白くなかったです」

しかも夜勤明けのとき、なんの確認されずにそのまま日中の通常勤務をさせられたこともあったという。

改めて、なぜ一人だけ「あんた」呼びされていたのか聞いてみると、

「それが分かればこうして投稿してません(笑)何と呼んでいいのか分からなかったのでは?」

といまだに謎のままだ。何となく名前を呼びづらかったのか、何か気に障る事をしたのかは不明だが、別の上司が「あの人はすぐ逃げる」と言っていたそうだ。「いつもニコニコしている人でしたが、それは自分に面倒な仕事が回ってこないように、という意図があったんだと思います。卑怯な人です」と評している。

その上司と働いているうちに、心身ともにすっかり参ってしまった男性。その職場を去ったあと、2か月ほど毎日原因不明の頭痛に悩まされたという。改めて振り返ってみて、この上司に対し言いたいことを聞いてみると

「特定の人だけ理由も無く名前を呼ばない、ってのは今ならモラハラで通報されますよ。良かったですね、今じゃなくて」

と皮肉を込めて憤りを語った。

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