貯金がないというこの男性は、
「普段の生活で困ることはないが、中3娘の教育費(主に私立中高一貫校の学費、習い事費)にお金がかかりすぎて貯金は全くできない。これから大学受験が始まると思うとゾッとする」
と打ち明けた。
中学から私立に通わせていれば学費は相当かかるだろう。東京都が発表している「都内私立中学校の学費状況」「同・高等学校(全日制)の学費状況」(2023年度)を見ると、授業料、入学金、施設費などを含めた初年度納付金が私立中学校は98万9125円で、私立高校は95万6918円だった。それぞれ25万円ほどの入学金を差し引いても、毎年70万円ほどかかるようだ。男性の場合はこの他に習い事の費用もあり、貯金できないのは無理もないだろう。
東京都の40代後半の男性(医療・福祉・介護/年収600万円)も貯金額は「60万円」と心もとない。
「子どもの教育費と住宅ローンの返済で貯めることができない。本来なら65歳までには何とか1000万円くらいは貯めないと老後の心配があるのは分かっているので、本腰を入れて貯めようとは思っている」
40代は働き盛り。まだまだ稼げると思う一方で、親の介護から自身の老後を意識し始める年代でもある。健康に注意しながら、無駄な出費がないか家計を今一度確認し、計画的に貯蓄を進めていきたいところだ。
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