会社を辞める理由は人それぞれだ。収入がよくても辞める人もいる。
「多額のボーナスをもらっても心からは喜べませんでした。当時の年収は管理職でもないのに800万円でした」
という北海道の60代前半の男性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収300万円)。
収入に恵まれていた男性に、後に「あること」が起き、辞めることになる。事の発端は「親会社からグループ内のクレジットカード会社に出向し、その後転籍」したことだった。そのクレジットカード会社は、
「キャッシングに力を入れ出し、次第に消費者金融と変わらない雰囲気になって来ました」
と振り返る。(文:谷城ヤエ)
「母親が消費者金融から多額の借金。弟と妹が同じことをしでかしました」
実は男性には、母親の金銭トラブルで苦労した過去がある。
「私は社会人1年目の時に、母親が消費者金融から多額の借金をして、親戚に頭を下げて解決したという体験があります」
それなのに自身が消費者金融のようなクレジットカード会社で働くのは相当つらかっただろう。しかし男性は「家を建てたあと」だったそうで、生活のこともあり、退職するまでに5年かかったという。
「会社が金貸しに夢中になっている間、弟と妹が母親と同じことをしでかしました。その処理をなんとかしたのですが、無理を重ねていたためか、その間にうつ病にかかり1年半休職もしました」
「その後も上司達からはもういらない社員扱いをされていましたが、歯を食いしばって耐えていました。しかし、あることがあって、もう駄目だ!と思いました」
ここで投稿は終わっている。これまでたくさんつらい思いをしてきた男性に、これから先は幸せなことが起きてほしいと願わずにはいられない。
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