後日、税理士事務所の面接に臨んだ。ところが待っていたのは驚きの連続だった。
「採用担当の税理士の服装があまりにもラフな服装に違和感を禁じ得ませんでした。税理士の方からすれば、そんなに大した面接でないでしょうけど、当然ながらスーツで対応した私にとっては、人生を賭けた大事な面接ですので、それ相当の(TPOに則した)服装で対応して欲しかったです」
面接官が「あまりにもラフな服装」の場合、応募者は男性のように「大した面接でない」と思われていると感じる人も多いだろう。男性が面接官に衝撃を受けたのは、服装だけではなかった。
「面接に入ると、文面からの歓迎ムードとは正反対に『かなりブランク期間が長いから厳しいですよ。仮に採用しても最低ランクの給与ですよ』といった具合に採用に消極的な姿勢を見せられてしまったのです」
男性は、肩透かしを食らったことだろう。「もう採用されない」と感じ、質問も手短にして面接を終了した。
「こんなに履歴書及び職務経歴書を見て消極的な姿勢なら、最初から不採用、もしくはウェブ面接で済ませて欲しかったです。この面接を受けるまで、悩みに悩んだ期間と現地(税理士事務所)への交通費4000円が無駄になったかと思うと、本当に腹が立ちました」
採用側は、交通費が4000円もかかることも予想できたはずだ。応募者にも様々な事情があることを採用担当者には忘れないでもらいたい。
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