アレルギーなのに「なんで電話に出ないの?声が出ない?甘えじゃない?」と責められ、結局退職した女性 | キャリコネニュース - Page 2
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アレルギーなのに「なんで電話に出ないの?声が出ない?甘えじゃない?」と責められ、結局退職した女性

その後入社してきたのは、きつい匂いをさせる人ばかりだったという。

「ヘアコロン、香水、柔軟剤、一日に5回以上もにおいのきついハンドクリームを塗る女性ばかり。(人事は) 入社の際に『においが苦手な人がいる』ということも伝えず。仕方ないので私が本人に『アレルギーがあるので控えるよう』にお願いしても、嫌がらせかの如く匂いが増すばかり」

女性だけが過敏に反応しているわけでもないようで、第三者も不快感を覚えるほどだった。

「来訪した取引先の担当者からも『あの人においすごいよね』という発言があったので、私が過敏に反応していたわけではないと思う」

それでも控えてくれない理由は、本人と上司によれば「帰国子女だから」とのことだった。女性はこれに「幼稚園の頃まで数年海外にいたダケなのに」と苛立ちを隠せない。

「仕方がないので席を離れたり、小型の扇風機で風を送ったり、マスクをしたりしても、職場は狭いワンフロアなので部屋中ににおいが充満。トイレもり然り」

職場がどこまでも居辛い環境になってしまった女性は、上長との面談の際にその旨を伝えたが……。

「気のせいじゃない?気にしすぎだよ。口で息をすればいいじゃない」

と言われてしまう。女性は当時の怒りを次のように吐きだしてる。

「物質によるアレルギーなので、鼻で息をしないで口で息をすればよいというものではない。 口で息をすれば、のどの奥が腫れ、声がかれる。鼻の奥も痛くなる。涙も止まらない。声が出ない状態なのに『なんで電話に出ないの?声が出ない?甘えじゃない?』とのたまう」

アレルギー疾患を「甘え」と批判されては立つ瀬がないだろう。ついに「そんな会社で身を粉にするのもばからしくなったので退職」と、結局女性の方が職場を去ることになった。

「退職の際にその人物の“におい“が原因である旨伝えるも、『その人自身が苦手で逃げる』と解釈されて、もうどうでもいいや」

こう諦めを語る女性は「現在、有休消化中で頭痛ものどの腫れも声がれもなくなった」と体調は回復している模様。しかしストレスのせいか無気力になってしまい、「転職活動が遅々として進まず」「その人のせいで、その会社自体が大嫌いになった」と書いており、苦しみはまだ続いている様子だ。

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